謎の多い職業「探偵」になる方法を現役探偵に聞いてみた

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明智小五郎やシャーロック・ホームズなど、子供のころに探偵に憧れた人は多いだろう。転職や退職後の糧として、探偵になることを考えている人もいるかもしれない。では、探偵になるにはどのような資格がいるのだろうか。

「探偵になるには資格はいりません。車の免許なども必要ではなく、名刺さえ作ればすぐにでも探偵になれます。ただし、《探偵業届出証明書》が必要です。これは警察署を経由して公安委員会へ必要事項を記入した書類を提出すれば発行してもらうことができます」(個人探偵社経営者)

そんなに簡単に探偵になれるとは驚きだ。しかし、全く経験のない探偵に仕事が来るだろうか。

「タウンページを見れば分かりますが、探偵社の広告はびっくりするほど多い。探偵社は目の前の電話を鳴らすために相当な努力をしているんです。まずは実績として探偵事務所で見習いとして働くか、探偵学校に入学することをお勧めします」(同・経営者)

 

探偵の主な仕事は?

もし、開業したとして、テレビドラマなどに出てくる探偵のように難事件を見事解決し、報酬を得るなんてことがあるのだろうか。

「とんでもない。探偵仕事の6~7割は浮気や素行などの行動調査です。残りは信用調査、行方捜査ですね。地味な仕事ばかりです。行動調査には終わりがありません。相手の行動の予測がつかないし、寝れないこともあります。精神的にも肉体的にも苦しい職業なんですよ」(同・経営者)

つまり仕事の大半は尾行による追跡調査ということになる。逆に相手からストーカー行為として訴えられたりすることはないのだろうか。

「大丈夫です。われわれには恋愛感情はありませんからストーカー行為として認められません。またストーカーからの依頼もすべてお断りしています」(同・経営者)

ドラマなどにはよく“探偵の七つ道具”が出てきたが、必要なものは何があるのだろう。

「現代の万能ギアであるスマホはもちろんですが、最低限いつも持っていたいのは、“交通系のICカード”です。いちいち切符を買っていたら相手を見逃してしまいますから。どんなときでもすべての交通手段に対応できることが大事です。全国の交通網に詳しい人は探偵に向いていると言えるでしょう。あとはいろいろな新聞や雑誌に目を通し、常に幅広い知識を身に付けておくこくが大切です」(同・経営者)

最近は浮気調査の依頼が増加しているという。体力・知識・忍耐に自信がある人は開業してみてはいかがだろうか。

 

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