猛暑対策「エアコンの潜在能力」を最大限に引き出す方法とは

連日の猛暑でエアコンはフル稼働という家庭も多いだろう。そんな中、ネット上で、室外機に“ある工夫”をすると効率よく部屋の温度が下がると話題になっている。

その方法とは、室外機の上に水をくんだバケツを置き、タオルを一部水に浸るようにして敷くというもの。

これによって、熱くなった室外機を冷やし、冷却効果が高まるというのだが、果たして本当なのだろうか。

「エアコンの室外機は、室内から運ばれてきた温かい空気を外に吹き出し、代わりに屋外の空気を吸い込む働きがあります。外の空気の温度が低いほど、多くの熱を放出できるので、室外機を冷やすとエアコンの効き目が良くなるのは確かでしょう。ネットで紹介されている方法は、熱くなった天板を冷やすので、結果的に室外機周辺の熱が下がれば効き目が良くなる可能性はありますが、実際にどの程度効果があるかを数値化するのは難しいと思います」(大手電機メーカー)

また、ほとんどのメーカーが、水分がかかることで故障につながる可能性もあることから、ユーザーがそのような手段を取ることを推奨していない。

 

猛暑を乗りきるさまざまな工夫

「一番簡単なのは傘やすだれなど、日よけになるものを室外機の近くに置くことです。直射日光を遮るだけでも十分、効果が上がるでしょう。業務用の大型室外機には直接スプリンクラーで室外機に水をかける機能がついた製品もありますが、家庭用ではまだ見当たりません。ジョウロなどで、室外機のフィンに散水することも可能ですが、すぐに乾燥してしまうので気休めにしかならないでしょうね」(家電コンサルタント)

ここまで暑い日が続くと、あの手この手のさまざまな冷却効果を高める知恵が披露されるが、実はエアコンが“正常な状態”で機能しているかが一番重要だ。こまめなフィルターの掃除、扇風機やサーキュレーターを積極的に利用して部屋の中の空気を撹拌(かくはん)すること、また閉め切って熱くなった部屋を冷やす前には、窓を全開にし、まず空気を入れ替える。このようなことだけでもかなり冷却効果が高まるはずだ。

最近では自動でフィルターを掃除する機能のついたエアコンも登場しているが、すべて機械に任せずに、自分でも確認してみるといいだろう。

 

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