細菌が突然変異?「20万頭のウシ大量死」に隠された驚愕の真実は

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日本ではほとんど報道されなかったが、2015年に中央アジアのカザフスタンで『サイガ』というウシ科の動物が「謎の大量死」を遂げたそうだ。現地カザフスタンの大草原に転がっていたサイガの死体は少なくとも「20万頭」を超えており、当時は死因が不明だったため、様々な憶測が流れ、世界中の注目を集めていた。

そして最近になってようやく謎だった死因が、イギリスの獣医師チームの調査※で判明した。『パスツレラ・ムルトシダ』という細菌に、サイガが集団感染し『出血性敗血症』を発症して重傷化し「大量死を引き起こした」というのだ!

この説を検証するため、動物生理学が専門の知り合いに尋ねた所「妙な回答」が返ってきた。

「パスツレラ・ムルトシダにウシ科動物が感染すると、出血性敗血症により、突然死を引き起こし、汚染された敷きワラや飲み水から、次々に感染が広がるため、確かに大量死を引き起こす場合がある。しかしそれは不衛生で過密な飼育環境下に置かれ、ストレスなどで免疫力が下がった家畜のケースだ。しかも日本では、家畜の出血性敗血症の発症例は一度も報告されたことがないほど稀な感染症で、ましてや野生動物では全く聞いたことがない。だからすごく不思議だ」

おいおい……ますます訳が分からなくなっちまったぞ……。
ウオッチャー兄貴! 助けてくれ!

 

カザフスタンに残された負の遺産が関係?

「これは仮説ですが、カザフスタンといえば冷戦下、ソ連の『セミパラチンスク核実験場』があった場所です。いまは閉鎖されていますが、実験場の周囲では、現在でも強い放射線が検出され“周辺地域に重大な影響を及ぼしている”という、某環境団体からの強い指摘もあります。また放射線は“生物の突然変異を促す作用”があり、現在では普通に農業で活用されています。これらのことを考え合わせるとパスツレラ・ムルトシダが、残留する放射線の影響を受け“新種”に突然変異し“毒性が強まった”という可能性も、否定できないのではないしょうか」(超常現象ウオッチャー)

なるほど…。だから野生動物のサイガが集団感染したというのか。だが、あまり真実味はないな。何故ならパスツレラ・ムルトシダは、人間にも感染する細菌だと聞いたからだ。もし毒性が強まったのなら、現地のカザフスタン人も集団感染してなければおかしいだろう。

まあ、電車に乗って隣り合った人間が、突然バタバタと倒れない限り、それほど心配する必要は無いと思われる。いやホント、ダイジョーブ。ダイジョーブ。

(文/真田正行 協力/超常現象ウオッチャー)

 

【参考・出典】

※ Saigas on the brink: Multidisciplinary analysis of the factors influencing mass mortality events

【画像】

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