トランプ大統領の「エコヒイキ疑惑」夫人のスロベニア人両親が米国帰化

画/彩賀ゆう

去る6月20日、アメリカのトランプ大統領は「不法移民の家族を一緒に収容する」とする、大統領令に署名した。それまでは、入国書類なしで米国境を越えてきた親子を別々に収容する政策をとってきたが、国内外からの圧力や強い反発を受け、自らの政策を翻したわけだ。

ただし大統領令では、こうした施策の開始日やスケジュールが示されていないほか、すでに家族と引き離されて収容されている2000人以上の子どもたちが親と再会できるかにも言及していない。

「トランプ大統領は、親が不法入国で収容され刑事裁判にかけられている間に親から引き離された子どもたちの姿を見て、気が変わったと話しました。っしかし、その話には裏があり、どうやらトランプ氏に対するメラニア夫人の“プレッシャー”が功を奏したようです。そもそもトランプ氏の父方系はドイツ人で、祖父フレデリック・トランプ氏が1885年、ドイツから米国に移っています。つまりトランプ氏も移民の子なのです」(国際ジャーナリスト)

そして現在の夫人であるメラニア・トランプは、1996年にスロベニアからきた移民そのものなのだ。なお、最近また話題のイヴァンカは先妻の娘だ。

「メラニア夫人のスロベニア生まれの両親、つまりトランプ大統領にとって義理の両親、ビクトル・クナウスさんとアマリヤさんが8月9日、ニューヨークで行われた帰化セレモニーに出席し、米市民権を取得しています。ただし担当弁護士によるとビクトルさんとアマリヤさんの市民権取得に要した時間や、メラニア夫人が両親の永住権のスポンサーになったかどうかについては明らかにされていません」(同・ジャーナリスト)

 

引き離された移民の親子とは随分差がある

強硬な移民政策を取っているトランプ大統領は、帰化した米国人が、近親者の永住権のスポンサーとなることを非難している。こうしたシステムが米国人から職を盗み、国家安全保障を脅かすとの主張で、反対に教育水準が高く、英語を話し、専門的な技能を持つ人を優先する成果主義に基づくシステムの導入を求めてきた。しかし、メラニア夫人が両親のスポンサーになったとすると、トランプ氏が非難している行為をトランプ氏の夫人がやってしまったことになる。

「義理の両親はいずれも70歳を超えており、今は退職していますが、ビクトルさんはスロベニアでは自動車の営業をしていて、アマリヤさんは織物工場で働いていました。英語を完全に話せるかどうかは定かではありません。メラニア夫人の英語もおぼつかないですから」(同)

強制収容された親と引き離されている移民の子とは随分と違う気がするが…。

 

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