科学的に検証された「2億年後の地球」驚くべき姿

――500万年~2億年後、地球上にはもはや人類の姿はなく、そこに生きていたのは驚異の生物たちだった。地表のほとんどが氷に覆われた未来の地球上には、クジラ並に巨大化したペンギンや、翼を広げると1.3メートルになる巨大コウモリが空中を飛び交い、強靭な牙で獲物を食い殺している――。

現代社会に生きるわれわれにとっては、にわかに信じられないが、そんな世界がやがてやって来ることを予言した本がある。

『フューチャー・イズ・ワイルド』は、スコットランド生まれのサイエンスライター、ドゥーガル・ディクソンの著書。人類がいなくなった後の未来の地球上の生物を、科学者たちの検証を交えながら、具体的に仮説を組み上げ、CGを用いながら紹介している。

「同書は環境が激変した未来の地球上に、一体どんな生物が生きているのか科学的に検証していて、2003年にはイギリスでテレビ番組も制作されています。日本でも翌年に書籍が発売され、テレビ版もNHK教育『地球ドラマチック』枠内で『オドロキ!これが未来の生き物だ』のタイトルで3回シリーズに編集して放送されました。ここで紹介されている動物は、ただの架空の生き物ではなく、将来的にいつ出現してもおかしくないのです」(サイエンス雑誌記者)

 

2億年後の世界に思いを馳せる

本書によれば、2億年後の地球は、すべての大陸が互いにぶつかり合い、融合してひとつの超大陸『第二パンゲア』になっているという。そして、その中央には広大な砂漠が広がり、その環境に適応した動植物がわずかに生きるのみだとか。

また、海中にはカメレオンのように身体の色を変える巨大イカや、生体を発光させながらお互いに意思疎通し、集団で狩りをするサメ、驚くことに飛行する魚までいるという。

「2012年にNHKの取材班が小笠原の海で巨大ダイオウイカを撮影することに成功し、話題になりましが、2億年後には『レインボースクイド』と呼ばれる全長40mもの巨大イカが現れるといいます。このイカは3種類の色素を持ち、海と同じ色になって身を隠したり、鮮やかな色に変化して、異性の気を惹く行動に出ることもあるとか。実際にわれわれがそれを目にすることはできませんが、何とも興味深い話ですよね」(同・記者)

恐竜が地球上に登場したのが、約2億3000年前。そして現代にわれわれ人類が生きていることを考えれば、2億年後の将来に、そんな動物たちが生きていても決しておかしくはないだろう。

 

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