まだまだ止まらない!「金足農高フィーバー」海外にも波及

(C)ゆう2002 / PIXTA(ピクスタ)

夏の全国高校野球で、秋田県勢として103年ぶりの準優勝を果たした県立金足農業高校。エース吉田輝星投手のフィーバーはまだまだ止まらない。

吉田が代表メンバーに選出されたU-18アジア選手権(9月3日~9日/宮崎県・サンマリンスタジアム)も、例年以上の注目を集めている。8月28日に行われた大学日本代表との壮行試合のチケットは24日の時点で完売したほどだ。

そんな中、『日本農業新聞』が異例とも言える“熱報”を連日行い、話題になっている。同紙は今年で創刊90年になる日本で唯一の日刊農業専門紙だ。

大会中の8月19日付の紙面には、逆転サヨナラ劇による4強進出のニュースが初の1面に掲載されるなど、異例の扱いだ。21日には号外(PDF版)まで発行した。同紙はこれまで農政関係の重大ニュースに限り号外を発行してきたが、高校野球の号外は初めてとのこと。もちろん22日付では準優勝のニュースを1面トップなどで大々的に報道した。

ちなみに同日の5面流通経済面では、ローソンが金足農高と共同開発した「金農パンケーキ」を復活させ、秋田県内191店舗で発売するという記事も掲載されている。

「農業高校は全国で117校まで減少しており、公立高校である金足、しかもナインはオール地元など“アンチ強豪私立派”にとって同校の快進撃は胸のすく思いだったでしょう」(スポーツ紙記者)

 

 KANOの再来と台湾でも熱狂

実はこのフィーバーは、台湾にも波及していた。地元の4大新聞の1つ『蘋果日報』は、金足農が日大三高(西東京代表)を破って決勝進出を決めた直後から連日、大きく紙面を割いて報じた。

「KANOの再来というのが台湾のキャッチフレーズです。日本統治下時代の1931年、嘉義農林(嘉農)が17回大会の甲子園に出場して準優勝しており、加えて嘉農は2014年(日本では15年公開)の映画『KANO』の題材にもなっています。どちらも農業校で準優勝、台湾人には金足農の活躍が嘉農に重なるのです」(現地日本人ライター)

エースの吉田は日本はおろか、海外のメディアからも追い掛け回されることになりそうだ。

 

【あわせて読みたい】