子供が困惑!『まる子』の時間に『ポケモン』移動…なぜアニメはつぶし合う?

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8月30日、テレビ東京が10月の改編を発表し、現在、毎週木曜19時25分から放送中のアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』を日曜17時30分に、毎週木曜18時55分から放送中のアニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』を日曜18時に移動することを明かした。

「実はこの改編によって、ポケモンはフジテレビ系で放送されているアニメ『ちびまる子ちゃん』の裏番組となることが決定。国民的アニメ同士のつぶし合いに、ネット上では『今までテレ東もフジも見ていた子供には酷だな』『何も視聴率を食い合わなくてもなぁ』『ただでさえアニメ枠は減少傾向にあるのに、わざわざ同じアニメにぶつけることはないでしょ』『子供向けのアニメ少ないのに、裏に持っていってどうする』などといった声が上がっています」(テレビ雑誌編集者)

ビデオリサーチ社が発表している視聴率ランキングを見ると、『ちびまる子ちゃん』は毎週だいたい7~9%程度を獲得。一方『ポケモン』は平均して3%台。視聴率では大きな差がある2つの番組だが、視聴者層はどちらも同じと思われ、お互いの視聴率が下降してしまうと予測される。

「アニメ作品がつぶし合っているケースはこれだけではありません。毎週日曜朝8時30分には、04年からアニメ『プリキュアシリーズ』(テレビ朝日系)が10年以上にわたって放送され続けています。しかし16年10月から同じ時間枠にフジテレビが、アニメ『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』を放送させました。このときも、『アニメ同士でつぶし合いをするな!』『プリキュア枠にぶつけるとかケンカ売ってるだろ』と批判が続出。それでもフジテレビはモンハンが18年4月に終了した後も、アニメ『レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~』を放送開始し、現在もプリキュアとつぶし合いをさせています」(同・編集者)

 

テレビ局の都合優先、子供のことを何も考えてない

アニメではないが、子供向け作品がつぶし合いを始めたケースはまだある。日曜の朝9時から10時までは、長年フジテレビが2つのアニメ番組を連続して放送しているのだが、17年10月からこの枠にテレビ朝日が殴り込みをかけてきた。テレ朝は仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズを、日曜の朝9時から10時の枠に移動させたのだ。

当然この枠移動にも批判が続出し、「子供たちのことを何も考えていない」「一体どういうつもりなんだ?」「子供番組ばっかりつぶし合いをさせてかわいそう」といった声が上がることに。

「子供番組の不遇状態は、つぶし合いだけではありません。長年プライムタイムで放送されてきたアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)は、09年から土曜18時放送に格下げ。『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ系)も、長年金曜夕方に放送していましたが、16年4月から金曜の朝に放送時間を移し、『誰が見れるの?』『園児はその時間に家にいないんですが…』と批判を浴びていました」(同)

少子化の時代に、子供番組はどんどんと冷遇されるが、子供たちはいよいよYouTubeに夢中になるだけか?

 

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