トランプ大統領「グーグルは不公正」と批判するもすでに孤立無援

ドナルド・トランプ

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

最近、トランプ米大統領の妻であるメラニア夫人が、トランプ大統領に反旗を翻すような言動を繰り返している。メラニア夫人の態度が変わり始めたのは、トランプ大統領とポルノ女優らとの不倫が取り沙汰されてからだ。

ロシア疑惑などを巡り、側近の裏切りが相次ぐトランプ大統領だが、真の“内なる敵”はメラニア夫人なのかもしれない。

他にも反トランプで凝り固まっているのが、『アップル』や『グーグル』など多くの技術系グローバル企業が密集するシリコンバレーと、中国資本に乗っ取られた形のハリウッド。両地区ともカリフォルニア州にあるが、同州は米国の中に存在する「別の国」といわれているほど。ロサンゼルスの共和党系シンクタンクは、カリフォルニア州を“クレージーカントリー”と呼んでいるらしい。

人口構成から見ても、白人よりヒスパニックやアジア系、アフリカ系米国人の比率が高く、アジア系の中では中国やベトナム、インド、韓国系が突出している。この特徴的な人口構成によって、民主党支持者が圧倒的な存在となっているようだ。

ハリウッド映画も中国資本サマサマといった様子。チャイナマネーという巨大市場に配慮し、中国批判映画をさっぱり作らなくなっている。

 

中も外も敵だらけのトランプ

そんな中、トランプ大統領は8月28日にツイッターを更新し、『グーグル』のことを名指しで批判した。

「トランプ大統領によると、グーグルのサーチ結果は不正に操作されていて、自分に不利な情報ばかり出るのだそう。フェイクニュースを流すメディアが優先され、共和党や保守系、公正なメディアが締め出されていると嘆きました。トランプ大統領のツイートの翌日にグーグルは『いかなる操作もしていない』と正式に反論しましたが、現実問題としてグーグルのサンダー・ピチャイCEO、フェイスブックのザッカーバーグCEO、アマゾンのジェフ・ベゾスCEO、アップルのティム・クックCEOたちはいずれも親中派であるといわれています。検閲問題で中国政府と揉めて一度は撤退しましたが、今も巨大な中国市場に引かれ続けているようですね」(国際ジャーナリスト)

敵だらけのトランプ大統領。家族にも見放され、本当の意味で孤独な戦いが始まりそうな気配だ。

 

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