ウエンツは大丈夫?「海外進出失敗」で即帰国した芸能人たち

ウエンツ瑛士

(C)まいじつ

タレントのウエンツ瑛士が『火曜サプライズ』(日本テレビ系)の放送中、9月末をもって芸能活動を休止し、10月から1年半、ロンドンへ留学すると発表した。

彼のように海外挑戦を口にする芸能人は多いが、その野望がほとんど実ったことがないから心配だ。

ウエンツは、「3年前に、自分がいつかイギリスのロンドンで舞台に立ちたいという夢を持ち始めて、日本にいながらその夢に近づくための方法なり努力をこの数年重ねてきたのですが、日に日にそのイギリスに行って勉強したい気持ちが強くなりました」と留学理由を語っている。

「歌、芝居、司会など、何でもこなすウエンツですが、本人としては器用貧乏と感じていて、舞台俳優として一本立ちしたいと考えたようです」(芸能ライター)

ウエンツに先立って、モデルのダレノガレ明美も『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、「ハリウッド女優になるために、しばらく日本を離れます」と公言していた。とりあえず来年1月に2週間の短期留学をするということだが、自身のツイッターでは「オーディションに100回落ちたら諦める」と強い意気込みを見せている。

 

売れっ子でも海外の壁は厳しい

どちらも海外での活動を目標に、まずは留学する格好だが、過去に海外挑戦した芸能人の結果は厳しい。

「松田聖子は1990年にアルバム『Seiko』で全米デビュー。2000年の映画『アルマゲドン』にカメオ出演(顔見世程度の出演)するなどしましたが、成功したとはとても言えません。矢沢永吉も81年に米国ロサンゼルスに活動拠点を移し、海外版アルバムを3枚出していますが、特に売れることはなく、程なくして日本に帰還。吉田栄作は95年に渡米し、3年間過ごしましたが、目立った実績はなく帰国しています」(芸能ライター)

『DREAMS COME TRUE』や宇多田ヒカルらも、万全を期して海外に挑んだが、結果は散々。ハリウッドスターを目指して渡米したお笑いコンビ『ピース』の綾部祐二も、特に売れる気配はない。

モデルのローラも、映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』でチョイ役として出してもらったのみ。日本の売れっ子芸能人たちが、今ある立場を捨ててまで海外に挑戦したがるのは、われわれにはうかがい知れない“神の啓示”のようなものなのかもしれない。

 

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