9月17日にテレビ東京系で放送された『大食い女王決定戦2018』が物議を醸している。
同番組はテレビ東京で30年にわたり放送されてきた“大食いバトル”の特番。歴代の大食い女王が一同に介し、新たに現れた新人たちとバトルを繰り広げた。
しかし、視聴者からは「汚らしくて耐えられなかった」「結局きれいに食べる大食い女子はギャル曾根だけ」などと、番組内容を非難する声がネット上に広がっている。
「2代目女王・魔女菅原、4代目女王・アンジェラ佐藤など、懐かしの面々が登場し、それなりに番組は盛り上がったのですが、その食べ方を巡ってさまざまな意見が噴出しています。特に菅原の鼻水を垂らしながらガツガツと食べ物を流し込む姿に、非難が殺到していますね。菅原は、机の上にも食べ物を食べ散らかしていて『いくら競技とはいえ、とても子どものいる母親には思えない』という辛辣な意見も出ています」(エンタメ誌記者)
中には「今後は“きれいな食べ方”にも加点してほしい」「アメリカのフードファイターは社会的地位があるけど、これはただの“大食い芸人”でしょ」といった声も…。
高橋みなみが『無駄に』感動して視聴者興ざめ
また、新MCとして登場した元『AKB48』の高橋みなみが、大食いバトル中に感激し、やたらと涙を流す姿にも批判が集中した。
「高橋は女王たちが繰り広げるバトルにいちいち感激して涙を流していたのですが、ネット上では『涙がうさんくさい』『なんで大食いでそんなに泣けるんだよ…』とドン引きの声が続出。そもそも、大食いバトルを感動目当てに見ている視聴者なんていませんからね」(同・記者)
最近の“大食い番組”は以前と手法を変え、商店街の町おこし要素を取り入れるなど、演出にこだわりを見せている。しかし結局、やっていることは同じだ。
過去には「食べ物がもったいない」「健康に悪い」などといった意見により、番組自体が下火になった時代もあった“大食い番組”。何でも規制すればよいというわけではないが、少しの変化だけでは今後、淘汰されてしまう可能性もある。
近年数々のヒット番組を排出しているテレ東が、批判を受けた上でどのように“大食い”を変えていくのか注目したい。