壇蜜の艶作『私の奴隷になりなさい』第2章を寺島まゆみの娘が“悶演”!

『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』

配給/KADOKAWA 池袋シネマ・ロサにて9月29日より公開
監督/城定秀夫
出演/毎熊克哉、行平あい佳、百合沙、三浦誠己ほか

壇蜜主演で大ヒットした『私の奴隷になりなさい』(12年)の、装いも新たなシリーズ第2弾。なお、最初に言っておくけれど、今回、壇蜜は出ません。「チェ、つまんねーの」という声が聞こえそうだが、ちょっと待った! この新章もなかなか奥が深いぞ、エロいぞ。“明日の壇蜜”を探すつもりでドーゾ!

大手広告会社に勤める目黒(毎熊克哉)は、婚約者のいる身でありながら、清楚な人妻・明乃(行平あい佳)に出合うと半ば強引に関係を持つ。それを知った明乃の夫・瀬尾(三浦誠己)は、意外にも「妻との関係を続け、調教し、詳細を報告せよ」と命じてくる。その指示に従うことになった目黒は調教を続け、やがて明乃は抑制できないほど奴隷としての才能を開花させてゆくが…。

今回から演出を担った城定秀夫監督は知る人ぞ知るピンク映画界の鬼才。ストーカーと人妻の関係を描いて賞に輝いた『悦楽交差点』(16年)も良かったが、こちらも受賞作で、匂いフェチの若妻を描いた『舐める女(汗ばむ美乳妻 夫に背いた昼下がり)』(17年)が話の面白さ、エロ度も含めて個人的にはサイコーだった。そんな城定監督が、いよいよ満を持しての“メジャー・デビュー(?)”がSMものというのも適材適所と言える。城定監督は前出の『悦楽交差点』など男女の主従、あるいは支配・被支配の逆転劇を描くことが多い。今回のSMもののテーマともまさしくクロスするではないか。

「濡れ場のシーンはいつも以上に力を入れて撮りました。それがピンク映画を撮ってきた監督としてのささやかな矜持です」という監督の言やヨシ。メジャー資本で撮ると急にお行儀が良くなってしまう御仁もいるだけにね。

 

ロマンポルノ名女優の実娘という良血

注目はSMに目覚める人妻を演じる行平あい佳。何と、にっかつロマンポルノで“ロマンポルノの聖子ちゃん”と謳われ、一世を風靡した寺島まゆみの実娘という“良血”だ。

続いて10月13日より公開される『私の奴隷になりなさい第3章 お前次第』とワンセットでつづられる支配、従属、男と女、変態って何? そんな奥深いテーマを考えよう。

 

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