『少年法の闇』18年前「凶悪リンチ殺人」重要参考人の映像を“いまさら公開”のナゼ

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行方不明者や未解決事件の犯人に関する情報提供を呼び掛ける番組『緊急!公開大捜索’18秋』(TBS系)が、9月26日に生放送された。ツイッターでは「#公開大捜索」がトレンド入りするなど大きな反響を呼んだが、中でも18年前の未解決リンチ殺人事件についての投稿が多く見られた。

事件は2000年5月、茨城県牛久市で、17歳の少年が知人女性と一緒に夜の路上にいたところ、突然4人組の男に襲われたというもの。約30分間にわたって暴行を受け続けた少年は意識不明のまま病院に運ばれ、9日後に亡くなっている。少年の母親の話では、医師に「脳が形を成していない」と言われるほど頭ばかりを殴られており、息子と判別できないほど顔が腫れ上がっていたという。

番組では、現場近くのコンビニの防犯カメラに映っていた、事件への関与が疑われる4人の映像を公開し、情報提供を呼び掛けた。昨年になって警察が公開した映像だと説明がされたが、これにネット上では「今さら遅い」との声が相次いだ。

《18年前とか…。もっと早く公開しろよ!》
《もう風貌変わってるだろ! さっさと公開していれば違ったかもしれないのに》
《この映像を当時公開してればな…》

 

殺人犯を守る警察に批判続出

警察が映像公開をここまで遅らせたことには2つの理由が考えられるという。1つ目は、公開以外に“打つ手なし”の状態になるまで懸命な捜査を続けていたため。2つ目は、映像に映る4人の重要参考人が未成年にも見えることから、少年法を鑑みて公開を控えたためだ。

番組内でこのような解説がされると、ネット上はさらに加熱した。

《未成年とか殺人には関係ないから!》
《今ごろ結婚して子どもいたりするのかな、怖いわ》
《人を殺して逃げ続けている奴らに何を配慮!? 少年だから!? は!?》
《警察は被害者少年より加害者少年を手厚く守るのね》
《少年法なんか早く撤廃しろ!》

少年法については、未成年による凶悪犯罪が報じられるたびに論争が巻き起こる。今年6月、成人年齢を2022年4月から18歳に引き下げる民法改正案が国会で成立し、少年法の適用年齢引き下げについても法制審議会の部会が検討を始めているところだ。

依然として世間の関心が高い問題だが、少年法の目的が《犯罪や非行をした少年の立ち直りを助け、再犯を防ぎ、社会の安定を図ること》ときらびやかに明文化されている以上、年齢を引き下げたところで被害者側の無念が浮かばれることはない。

 

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