『ラブドールとのエッチ』が米テキサス州で禁止された理由

(C)Mayer George / Shutterstock

洋の東西を問わず『ラブドール』に欲情する男は珍しくも何ともない。

わが国では『ラブドール』という場合、特に最近のリアルで精工な製品を指すのが一般的。従来の呼称『ダッチワイフ』は、チープで猥雑、口をポカーンと開き、目を見開いた無機質な空気人形というイメージだ。

「近年、めくるめく進化を遂げているラブドールは、“美少女”の一言では済まされません。ラブドールとセックスする場合、人間とするのと同じような体位をすべて楽しむことが可能です。“獅子舞”や“立ち松葉”、“ダルマ返し”などなど、何でもござれ。もちろん『ヘタクソ!』だの『もう出たの?』などと罵声を浴びせられ傷付くこともありません。日本ではラブドール専門の風俗店も登場しているくらいです。一方、海外では、男性のラブドールも販売されているほど“男女雇用均等”となっており、体毛の濃さやペニスのサイズまで指定しての完全受注生産がなされています。『サイズは18センチ、超固いのがいいです』と要望を細かく伝えるのは、女性にはちょっと勇気が要るかもしれませんけどね(笑)」(風俗ライター)

 

個人的な利用は問題ありません

そんな“世界情勢”の中、10月3日に米テキサス州ヒューストン市議会が地方条例を変更。アメリカ初の売春宿として宣伝していた『ラブドール』を使った店の開店を阻止しようと動いたのである。

「条例変更は、同社に限らず同様のサービスを行う事業者にも適用され、ヒューストンでは開業できなくなりました。同市のターナー市長は、店の営業を阻止した理由を『市内で行ってほしい種類のビジネスではない』『ビジネスとして無生物との性行為に携わることはできない』と述べています」(在米日本人ジャーナリスト)

ただし、ターナー市長は条例の運用範囲として、「市民はラブドールを買い、個人で利用することはできる」と説明。決して『ラブドール』との“愛の営み”を全面的に禁止したわけではないようだ。

無機質な人形や2次元アニメのキャラクターにしか性欲が湧かない人間は、果たして性的マイノリティーなのか単なる性癖なのか――。ぜひ『新潮45』に特集してほしかった。

 

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