小林麻耶が「ハマっている」と噂された『子宮系』の危うさとは?

元フリーアナウンサーの小林麻耶が傾倒していると一部週刊誌で報じられたことで、「子宮系」なるイベントがにわかに注目を集めている。

小林は、このイベントで現在の夫と出会ったとする報道を自身のブログで「事実無根です」と完全否定。結局、小林は全く関係なく、とんだトバッチリだったようだが、そもそも「子宮系」とはいかなるものなのか。

「『子宮系』とは、“子宮を大切にすれば、すべてが好転する”と公言するグループや、その活動のことを指します」

こう解説するのは、「子宮系」を取材したことのある女性誌ライターだ。

「小林麻耶の件のことで最近知ったという方も多いと思いますが、『子宮系』は数年前からすでにありました。テイ良く言えば自己啓発やスピリチュアルとも受け取れますが、悪く言えばカルトや高額セミナーともいえ、賛否両論があります」(同・ライター)

ハマっている女性は決して多くはないものの、それでも少なくない人数がいるという。彼女たち“子宮系女子”の目的は、子宮によって “自己実現”することなのだそうだ。

「スピリチュアルをこじらせた女性たちと考えるのが分かりやすいでしょうか。『子宮系』という文字から性的な活動をしていると思われがちですが、実際は子宮を“女性の象徴”や“生命力の源”として位置付け、精神的な“昇華”を目指す活動のようです。ですからハマっているのは肉食女子ではなく、むしろ自分に自信のない女性や、真面目で思い詰めやすい女性が多い印象ですね」(同)

 

霊感商法と紙一重?

一般にはなかなか理解し難い上、その活動内容はより難解だ。

「スピリチュアルとは切っても切り離せないパワーストーンですが、子宮系女子はパワーストーンを5個ほどつなぎ合わせた『ジェムリンガ』というものを膣に挿入するのです。子宮に直接パワーを注ぎ込む目的だとか…。また、化学繊維が股に触れるのを嫌ってか、布ナプキンやふんどしを愛用しているのが、子宮系女子の特徴です」(同)

個人が何を信奉するも自由なのは言うまでもないが、問題となっているのはそれらのグッズの効果に科学的根拠がないことや、一部高額なものが含まれることだという。『ジェムリンガ』に至っては、取り出せなくなったり、炎症を起こす危険性があると医療関係者も警鐘を鳴らしている。

「今年2月にも『おまたフェスティバル』というイベントが原宿で行われましたが、その会場でも布ナプキンやふんどしが売られていました。『これを着用したら早期閉経だったのに生理が来た』というような説明があり、もはや霊感商法と紙一重だなという感想です」(同)

「信じるか信じないかはアナタ次第」とはいえ、子宮を大切にするのであれば、少なくともパワーストーンの挿入はやめた方がいいのではないか。

 

【あわせて読みたい】