ほぐし?癒やし?「とんでもないマッサージ」で肩こり・腰痛が悪化する

「マッサージを受けている時、また受けたすぐあとは、肩が軽い。でも、数時間~1日経つとまた肩こりが戻っている」

そんな経験はないだろうか。たいていは、最初は軽く揉んでもらっていても、だんだん強く揉まれないと満足できない状況に陥りがちだ。つまり、肩がこっているから揉みほぐす、という見解自体に誤りがあるといえよう。

腰痛時に行うストレッチもそう。筋肉が緊張している状態で痛いところを無理やり伸ばしても逆効果。施術中のイタキモチヨサは、決して「効いている」わけではない。

「蚊に刺されて、痒いからと掻きむしってしまうと、さらに痒みが広がったり、内出血して皮膚にダメージを受けてしまう。これと同じです。根本的な治療をせず、マッサージで表面を揉んでも、気持ちいいと感じるのは一瞬。むしろ、筋肉にダメージを与え続けていると考えた方がいい」(前出・健康ライター)

「リラクゼーション」「整体」「ストレッチ」「カイロプラクティック」…マッサージ関連の店は玉石混交。厚労省は施術者の技術や水準を明確にするよう業界に求めているが、基準整備がなされていないのが現状である。

そのため、どうしてもマッサージを受けたい場合は、行く店の情報収集をして自身の症状にあった技術者と施術をしっかり見極めるべきである。マッサージは気分的には癒やされもしよう。しかし、これらの手技には常にリスクが伴うことを承知しておいた方がよい。

 

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※ Image Point Fr / Shutterstock