中国のアイドル『福原愛』に国民栄誉賞は「当然」の絶妙な根拠

福原愛 

(C)まいじつ

卓球の福原愛が選手としての現役引退を10月21日に発表した。

これに対し「国民栄誉賞を」の声も持ち上がっているが、実現するかは微妙な状況だ。

「マイナー競技だった卓球を国民の関心事になるほどの競技にしたのですから、その功績は賞をあげるには十分でしょう。彼女がいなければ、今の卓球人気はなかったはず。貢献度からすれば受賞があってもおかしくないのですが、政治的に推す空気が薄い」(スポーツライター)

幼稚園児の時代に“泣き虫愛ちゃん”として人気者となり、その後も順調に成長。ロンドン五輪女子団体で銀メダル、リオデジャネイロ五輪でも同銅メダル獲得と、世界的な実力選手だった。

「国民栄誉賞はスポーツ選手や芸能人が多く選ばれていますが、基準が全く不明。そのときの総理大臣の気分で“売名賞”なんて陰口があるほど。吉田沙保里や伊調馨のレスリング選手にあげたのに、なぜか五輪2大会連続で金メダルを2つずつ取っている水泳の北島康介氏がもらっていない。女子レスリングは国際的にマイナー競技で、リオ五輪でも外される寸前だったのに、です」(同・ライター)

 

中国人のアイドル愛ちゃん

何より賞に疑問を投げ掛けたのは、2013年の長嶋茂雄氏、松井秀喜氏の受賞だった。

「長嶋氏に賞をあげるタイミングを逸したから、松井氏を抱き合わせにしたというのです。でも長嶋氏の単独でも、誰も文句など言わなかったはず。松井氏は大リーグでタイトルなしで、最終的にはヤンキースを放出されて終わった。大リーグでノーヒットノーラン2回、日本人初の新人王を取った野茂英雄氏が受賞していないのもおかしな話です。今年は大谷翔平が大リーグでの日本人新人本塁打記録を抜いたし、新人王でも取ったら、ひと騒動起きそうです」(野球専門誌記者)

福原の引退を受け、22日、中国外務省のホア・チュンイン副報道局長は定例会見で「とてもかわいくて実力もあり、多くの中国人にも愛される選手だった」と発表。日本でも「中国の異例の対応」として大きく報道された。

「中国では最もレベルの高いスーパーリーグに参加。一時はアイドル並みの人気で、中国では今でも『好きな日本人』のうちの1人に挙げられます。福原の夫は台湾の卓球選手である江宏傑。何かと摩擦が多い3国間では、今後は親善大使なども期待されています」(全国紙記者)

やはり国民栄誉賞に値するのではないか。

 

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