最新ファッションは「現場作業服」でインスタ映え!?『#ワークマンコーデ』

(C)xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

現場作業や工場作業向けの作業服・関連用品の専門店として国内最大手の『ワークマン』が、アウトドア、スポーツ、レインウエア専門の新業態『ワークマンプラス』を立ち上げ、女性や若者に人気だ。

「ワークマンの主力事業は作業服に変わりはありませんが、その延長線上で生まれたアウトドア用やスポーツ用のPB(プライベートブランド)が爆発的に売れているのです。しかも、購入しているのはホワイトカラーの若者や女性を含めた作業服を着ない人たちです。インスタグラムに『#ワークマン』『#ワークマンコーデ』と入力すると、しゃれた写真がずらりと出てきます」(流通ライター)

同社の試算では、高機能ウエアの低価格帯市場はざっと4000億円。しかも、この分野には目下、目立ったライバルがいない。今後1年で20店舗、早いうちに100店舗態勢を築き、200億円の売り上げを目指すという。

 

安い、丈夫、映える、が大事

基本は従来のワークマンを基礎としているだけに、作業着ならではの耐久性の高さや使い勝手のよさ、圧倒的な価格の安さの2点がウリだ。価格はブランド品と比べると1ケタ違う安さ。ワークマンによると、アウトドア向けはメーカー品の約半額、スポーツ品は約3分の1以下の価格を実現しているという。

「店内には、軍手10組178円、長靴980円、ヘルメットや地下足袋など、2000以上のアイテムが広い店内にずらりと並んでいます。同社は1980年に群馬県伊勢崎市に『職人の店』をうたい文句に誕生し、今では全国に825店舗を構えます。客の多くは建設などの作業現場で働くガテン系男子ですが、若い女性客が多くなった理由は、安いのにデザインがかわいいことでした。1900円の撥水加工ジャケットはピンク、紺色、水色など多彩な色揃え。作業服用の消臭機能をポロシャツに取り入れるなど、機能性の高さもポイントです。保育士や調理人などのガテン系ではないが結構重労働の働く女性や、子育てママたちがSNSに、『雪の日に保育園の送迎用にワークマン買っちゃいました。全然滑りません』などと発信し、そこから人気に火が付いた商品が多くあります」(同・ライター)

デフレ脱却だのと難しいことを言ったところで、しょせんは安くていいもの、さらに“映える”ものが景気をけん引するということだ。

 

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