恋愛ドラマに欠かせない「キスシーン」。視聴者から黄色い声が上がるはずのこのシーンだが、時には悲鳴が上がってしまうことも。人によっては、「キスが気持ち悪過ぎる!」と言われてしまうのだ。
そこで、最近放送されたドラマの“悲劇的キスシーン”ベスト3を上げていこう。
まずは、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』のキスシーンだ。第147回放送で、ヒロインの鈴愛(永野芽郁)と幼なじみの律(佐藤健)が、添い寝をしながら朝からキス。若手美人女優とイケメン俳優という最高の組み合わせだが、視聴者からは悲鳴が上がったという。
「実はドラマ内では月日がどんどん進んでおり、第147回時点で、2人は40代子持ちのバツイチ同士という設定。つまり、おばさんとおじさんが朝から添い寝をかましてキスをしたというわけです。冷静な視聴者からは『この2人、付き合ってもないし40代子持ちだからな。それを踏まえてみんな見てるかな?』『付き合ってもないのに添い寝してキスって、 アラフォーの大人がやることか?』『バツイチ子持ち同士が、何やってんだか? って感じ』『見た目上は美しいが、設定を考えると普通に気持ち悪い』などといった声が上がりました」(テレビ誌記者)
口を閉じてろ!と罵倒
続いては、現在放送中のTBS系ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』のキスシーン。同作では、産婦人科医の北澤(戸田恵梨香)と、北澤がファンだという小説家の間宮(ムロツヨシ)が第1話でキスをした。
「このキスシーンは非常にハードで、お互い口をパクパクとむさぼり合う、大人な演出になっていました。ここで視聴者が何より気になったのは、コメディー役者というイメージの強いムロが、本気でキスをしたこと。ネット上では『どういう気持ちでムロのキスを見ればいいか分からない』『正直、少し気持ち悪いです(笑)』『見てられなかった』などといった声が上がってしまいました」(同・記者)
今年最も悲鳴の上がったキスシーンは、7月期のドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)での一幕。同ドラマの第3話では、美貌・財力・才能、すべてを兼ね備えた令嬢・月島もも(石原さとみ)と、自転車店を営んでいるさえない男性・風間直人(峯田和伸)がキスをしたのだが…。
「風間は39年間彼女がいたことがないキャラ設定だったのですが、ももに迫られると、口を開けて“パクっと”キスを受け入れたのです。ビジュアルからして美女と野獣だった上、キスに慣れた口つきだったことから、『ふざけんな峯田!』『キモい! 石原さとみとのキスを楽しんでるじゃん』『童貞役なら、口を閉じてろ!』と罵倒されてしまいました」(同)
ドラマにはさまざまなキスシーンがあるが、キモいキスも、ある意味名シーンなのかもしれない。