『イッテQ!』やらせ疑惑を「追及」する民放各局の“怪しい”温度差

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日本テレビの人気バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』にやらせ疑惑が持ち上がったことで、ライバル局が一斉攻撃を開始した。

イッテQは、視聴率トップを走り続けている日テレを支える“屋台骨”ともいえる番組だ。

「日曜夕方の『笑点』から『ザ!鉄腕!DASH!』、そして『イッテQ!』という流れは日テレの黄金ライン。ところが、元TOKIOの山口達也のスキャンダルで視聴率が急落したDASHが崩れ、イッテQまで存続が危ぶまれている。日テレにとっては危機的状況です」(テレビ雑誌編集者)

ファミリー層から絶大な人気を誇っていたイッテQだが、人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で放送された「ラオスの橋祭り」がでっち上げだったと『週刊文春』が報じたことで、一転して窮地に追い込まれた。日テレはやらせを否定するも、ラオス政府は橋祭りの存在を否定した。

もちろん日テレの王座を崩すべく、他テレビ局も一斉に報じた。

 

スネに傷もつ身だけに扱いに温度差

「特に“熱心”さが感じられたのはフジテレビ。過去にイッテQと同じ日曜ゴールデンで放送されていた人気バラエティー『ほこ×たて』が打ち切りに追い込まれたことを根に持っているのかもしれません。夕方のワイドショー『直撃LIVEグッディ!』では、何と40分も時間を使い、さらに現地ラオスにスタッフを派遣するほどの念の入れようでした」(同・編集者)

2013年10月20日放送の『ほこ×たて2時間スペシャル』の「どんな物でも捕えるスナイパーVS絶対に捕えられないラジコン」での対決で、実際には行われていない対決をでっち上げて放送したなどと出演者が告発し、フジは大筋で事実を認め、番組を打ち切ることを決めた。

「『ほこ×たて』の場合は週刊誌報道ではなく、出演者からの告発ですからね。まあ根に持つ道理はないのですが、日曜ゴールデンの日テレの強力ラインアップに、他局は辛酸を舐め続けてきましたから、ここぞとばかりの気持ちも分からないではありません」(同)

もちろん、テレビ朝日もTBSも取り上げてはいる。しかし、その温度差が微妙だという。

「見れば分かりますが、妙におとなしいと感じる局がありますね。自分たちもスネに傷を抱えているから腰が引けているとしか思えません」(同)

ネット上では、視聴者がイッテQ以上にやらせを疑う番組名が、具体的に挙がっている。

「いつ飛び火するかもしれないのに、日テレをとことん攻撃することなんてできないのでしょう」(同)

果たして、バラエティー番組にやらせが横行しているのは“周知の事実”なのか。多くのテレビ関係者は、いつそれが問題になるかビクビクしているのかもしれない。

 

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