11月9日、ジャニーズの人気グループ『King&Prince』(キンプリ)の平野紫耀が主演する映画『ういらぶ。』が全国で公開された。興行成績は出だしから順調な滑り出しを見せているが、他の漫画原作恋愛映画と比較すると、ヒットはより際立っている。
『ういらぶ。』はLINEマンガで大人気だった少女漫画の実写版で、平野にとってはキンプリデビュー後初となる主演映画。ヒロインは、今年4月公開の人気少女漫画の実写映画『ママレード・ボーイ』で、イケメン若手俳優の吉沢亮とダブル主演した桜井日奈子が務めている。
公開後の土日2日間を対象にした全国週末興行成績では、動員14万3000人、興収1億7000万円を記録して初登場3位にランクインした『ういらぶ。』。1位は英ロックバンド『クイーン』のフレディ・マーキュリーの生涯を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』、2位は『スパイダーマン』シリーズに登場する最凶の悪役、ヴェノムを主人公にしたスピンオフ作『ヴェノム』で、両作とも400近いスクリーンで公開されているのに対し、『ういらぶ。』の公開館数は215と少なく、いかに健闘しているかが分かる結果となった。
数字にも表れている“平野人気”の急上昇ぶり
また、この成績は前述の『ママレード・ボーイ』の興収と比べて239.2%という高い水準。両作とも桜井がヒロインを務める人気少女漫画の実写版だが、一体なぜここまでの差が開いているのだろうか。
「ひとえに、吉沢と平野の人気の差が如実に現れたということでしょう。吉沢は若手俳優の中で“屈指のイケメン”として大人気を博しており、女性人気は竹内涼真や山崎賢人をもしのぐほど。しかし、平野の人気は若手男性タレントの中で頭一つ二つ抜けている。4月期のTBS系ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』への出演後、平野は大きく飛躍しました。『ういらぶ。』は今年3月31日に公開された平野主演映画『honey』と比べても265.3%という好成績。5月の『キンプリ』デビュー以降、そしてドラマ放送以降、平野のファンが急激に増加したようです」(広告代理店担当者)
スタートダッシュに成功し、興行収入10億円突破は固い『ういらぶ。』。平野には来年以降も、映画のオファーが殺到しそうだ。