『イッテQ!』ヤラセで問題になった「コーディネーター」とは?

宮川大輔

(C)まいじつ

やらせ疑惑で話題になった日本テレビの人気番組『世界の果てまでイッテQ!』。今年5月20日に放送された「橋祭りinラオス」、昨年2月12日放送の「カリフラワー祭りinタイ」のいずれもが、デッチ上げの祭りだったという。

日テレはこの疑惑に対し、「番組の意向でコーディネート会社が主催者に提案したり、実質的な主催者となってイベントとして開催したケースがありました」と説明し、「今回のような事態を招きましたことを、お詫び申し上げます」と謝罪。現在は祭り企画を休止している。

ところで、「コーディネート会社」という言葉は海外ロケ関連でよく聞くが、一体コーディネーターの仕事とはどんな内容なのだろうか。

「主な仕事は、日本の番組制作会社がネットなどで見つけた人や会社に連絡して取材を申請するブッキング。その他、『こんな○○はないか』などの依頼でネタを探すリサーチがあります」(テレビ制作会社関係者)

最近はリサーチの方が多く、その背景には番組予算の減少があるという。

「昔は日本のスタッフが現地で下見をしたのですが、今は予算が限られているので、現地コーディネーターに丸投げし、いきなり撮影当日を迎えるという形が圧倒的に多いですね」(同・関係者)

 

『イッテQ!』だけの問題なのか?

テレビの予算が「削られた」などの話はよく聞くが、それでもまだ海外ロケ番組が多いのは、昔に比べて機材が小さくなり、LCC(格安航空会社)で安く行けるようになったことが大きいという。

しかし、その弊害も出ているそうだ。

「昔はリポーターに俳優を使い、しばらく滞在しましたが、今は多忙な芸人を短いロケ日数で使う。また、以前はコーディネーターは完全に裏方でしたが、今はカメラを持ったり、出演することもあります」(同)

やはり低予算の厳しさはテレビ界全体に当てはまるだけに、やらせは『イッテQ!』だけの問題なのか疑問が残るところだ。

 

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