JRA新馬戦で散見された「ルーラーシップの仔」の気性難

「100頭以上の産駒数を誇るルーラーシップ、ディープブリランテ、キングズベスト、アイルハヴアナザーの仔は、3着以内の馬券圏内にも入ることができなかった。この中には、6月5日の東京競馬場の第5レースで1番人気になったが、6着だったマイネルズイーガー(アイルハヴアナザーの牡馬)と、6月4日の阪神競馬場第5レースで2番人気だったが、大差のしんがり負けをしたスズカマイゲスト(ルーラーシップの牡馬)もいます」(競馬ライター)

2頭ともに陣営が「産駒一番星になれる馬」と期待を懸けていただけに、少なからずショックだったに違いない。

1戦しただけの馬を見て評価を下すことは危険だが、アイルハヴアナザーの仔は、瞬発力や切れ味に欠ける印象を残してしまった。アイルハヴアナザーを種牡馬として8億円で購入した、ビッグレッドファームの岡田繁幸代表は「どう見てもダート馬ではない。血統は違うが、サンデーサイレンスによく似ている」という。だが、フォーティナイナー系の種牡馬はダート向きとされている。調教でのパワフルな走りを見ても、そんな気がしてならない。

一方で、ルーラーシップは父キングカメハメハ、母エアグルーヴという超良血種牡馬だ。初年度種付け時は、キングカメハメハが体調不良ということもあって、代理を務めたりもした。それだけに期待は大きい。産駒頭数131頭というのも最多なだけに、新種牡馬リーディングの本命と見られている。