人生を豊かにする60分 「昼活」がワーキングマザーの増加も促している

今年1月に食品メーカーの『フジッコ』が行った調査では、「ランチタイムは食べるだけでなく、好きなことをしたい」と回答した会社員が8割に上った。

昼を有効に活用したいという人たちが多く行っているのがヨガだ。あるヨガ教室では、ランチタイムを利用した『チェアヨガ』というクラスを開設している。その名の通り、椅子を使って行うヨガで、時間は12時15分から45分まで。女性は着替えの必要がなく、男性はスーツのままネクタイとベルトを外し、靴下も脱いで参加している。

30分の時間もないという人には、毎日5分の『電話英会話』サービスもある。先生から生徒に電話が掛かってくると、5分間だけ英会話に没頭する。短い時間でも毎日続ければ、3カ月である程度話せるようになるそうだ。どこでも受講できるレッスンということで、昼の時間帯は予約で一杯。月謝制で、基本のコースは月額1万3000円ほどだという。いまから始めれば、外国人が多く旅行に訪れるであろう東京五輪には十分間に合う。

昼活は、朝が弱い人や夜にほかのことをやりたい人々を中心に広まっていっているようだ。

「朝は仕事に影響するし、夜は帰ってゆっくりテレビでも見たいので、昼休みにストレッチは10分、ウオーキングを30分やっています。若い人は皇居をランニングしていますが、午後に仕事にならないのではと余計な心配をしてしまいますね」(某社中堅社員)