羽生結弦を『中国メディア』が極端に絶賛する“なるほど”の理由

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フィギュアスケート全日本選手権・男子は宇野昌磨選手の優勝で幕を閉じた。

高橋大輔の復帰など見どころも多かったが、絶対的エースである羽生結弦の欠場は、観客動員数、テレビ視聴率などにも影響があったという。

「スケート連盟は羽生を来年3月の世界選手権に出場させることを決めました。本来なら、全日本選手権で好成績を収める必要があるんですが、『連盟の推薦』がありますので。ただ、羽生の全日本欠場はこれで3年連続。故障のためとはいえ、『全日本軽視』と批判的な見方をする関係者もいないわけではありません」(スポーツ紙記者)

羽生が真摯にフィギュアスケートと向き合っているのは、紛れもない事実だ。しかし、3年連続での欠場を寂しいと思う声は少なくなかった。

 

日本人=悪 羽生結弦=アジアの宝

一方、なぜか中国メディアは“羽生ヨイショ”の報道が続いている。どちらかといえば、中国は日本ギライのはず。その「羽生だけはヨイショする」論調に、中国国内からも「ちょっとヘン!」と首を傾げる声も聞かれている。

「中国の国営放送である中国中央テレビなんですが、『羽生を好き過ぎる』との声がよく聞かれます。例えば、羽生が平昌五輪での金メダル獲得によって得た報奨金を宮城県と仙台市に寄付したいと申し出たことがありましたよね。その行為を指して、『その人格は輝かしい戦績に匹敵する!』と大絶賛でした」(特派記者)

同メディアは、こうした慈善活動に関する中国の羽生ファンの声も紹介し、好意的なものばかりが取り上げられた。中国にも羽生ファンは多いが、ここまで徹底すると確かに“やり過ぎ”かもしれない。

「いかにも中国らしい発想で、『アジア』という枠でくくって羽生を“自分たちのもの”にしようとしているフシがうかがえます。羽生ファンがあまりにも多いので、日本バッシングの延長で扱ったら視聴者を敵に回してしまうと警戒しているのかもしれませんが」(同・記者)

もちろん、素直に羽生を認めているとの声も聞こえている。

世界選手権では、中国中央テレビが日本のメディア以上に羽生を扱ってくるだろう。羽生のフィギュアスケートが日中関係まで改善させるとなれば、本当にすごいことだが、ウラがありそうな気がしてならない。

 

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