2018年の「セクシーが残念だった」女優たちとは?

長澤まさみ

(C)まいじつ

子供向けの図鑑『ざんねんないきもの』シリーズがベストセラーになっているが、今年、セクシーが期待外れだった“残念な日本の女優”について回顧してみよう。この場合、セクシーというのは“濡れ場”“脱ぎ”で冒険しているか否かである。

毎年、その“脱ぎ”を期待されている長澤まさみだが、今年も肩透かしではあった。年頭の『嘘を愛する女』では高橋一生と寝るシーンがあるが、寝具がかかったままでは“ざんねん”。高橋に耳を攻められ「ああ~ん。そこは一番弱いトコ…」と甘えるあたりはエロかったけどね。

6月の『50回目のファーストキス』でも、山田孝之相手にキスシーン止まりのマイルドなもの。個人的には大の長澤ファンなので、大胆だった『モテキ』(11年)以後、次はさらに過激に…とずっと淡い期待をしてきたが、最近は達観してきたのか、長澤まさみは“着エロ”でもいい、という気になってきた。年明け公開の『マスカレード・ホテル』でも敏腕ホテル・ウーマンに扮し、そのナイスボディーを包む制服がすでに“着エロ”であった。それを眺めているだけで満足してしまう自分が情けないが…。

他にも『食べる女』の鈴木京香、小泉今日子、『空飛ぶタイヤ』の深田恭子など、そろそろ脱ぎそうで今年もやっぱり脱がなかった熟女たちにも同じことが言える。『ベロニカは死ぬことにした』(06年)、『さよなら渓谷』(13年)などで“脱ぎ実績”のある真木よう子も『孤狼の血』や『焼肉ドラゴン』でマイルドに終始していた。

 

日本映画発展のためにも是非脱いでもらいたい

『蛇にピアス』(08年)で完脱ぎしている吉高由里子も『検察側の罪人』で二宮和也と“寝る”シーンがあったが、シーツにくるまってイチャつくだけの隔靴掻痒(かっかそうよう)ぶり。若手でも『銃』の広瀬アリスも、『累-かさね-』の土屋太鳳も、エロス・シーンは形だけでお茶を濁していたっけ。やっぱり“ざんねん”である。

松岡茉優も『万引き家族』でJK風俗嬢を演じたし、ビキニ姿も披露したが、そこ止まりなのが何とも口惜しい。“天下の美女”北川景子も『スマホを落としただけなのに』で背中ヌードや緊縛凌辱シーンを見せているが、現状これがリミットということを知りながらも、もうひと声! とつい言いたくなってしまう。

そうなると、やはり燦然と輝くのは、今をときめく人気女優でありながら“完脱ぎ”を敢行した『リバーズ・エッジ』の二階堂ふみだろう。もう“あっぱれシール”を何枚も貼ってあげたいほど。

熟女で言えば“脱ぎ率”の高さを誇る寺島しのぶが『蚤とり侍』で、嗚呼堂々のフルオープン! 毎度おなじみ、ではあるが、頭が下がる。彼女のような存在を“本当のプロの女優”と呼びたい。

日本映画にはびこる“脱ぎ”に対する偏見を払拭するためにも、“ざんねんな女優”にならないためにも“励んで”ほしいものだ。

(映画評論家・秋本鉄次)

 

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