いつの間にか「演技派」になっていた『超ド下手』な俳優たち

阿部寛 

(C)まいじつ

売れっ子俳優たちも、昔は“棒演技”で呆れ返られていた過去があるという。いつの間にか、演技派俳優になった人たちを紹介していこう。

まずは阿部寛。今でこそ大作の主演を次々に任される超大物俳優になっているが、デビュー当時は酷かったという。中でも、デビュー作となった1987年公開の実写映画『はいからさんが通る』はヘタ過ぎてある意味伝説になっている。

阿部自身、このころのことを「下積みもないから、芝居とかそういうの分からない」「(俳優の世界へ)入ってはみたけど、どうなっていくんだろう」と感じながら、演技をしていたと明かしている。しかし、つかこうへい作の舞台『熱海殺人事件』で、バイセクシャルの棒高跳び選手という難しい役を演じたことが転機になり、俳優という仕事にのめり込んで演技も上達したようだ。

 

演技派・松田龍平にたけしが「下手だった」

中堅俳優の“演技派”筆頭である松田龍平も、実はデビュー時はヒド過ぎたらしい。99年の映画『御法度』でデビューし、いきなり数々の映画賞を受賞した松田。そのため元々才能があったかと思いきや、見返したネット民からは、

《松田龍平の演技が下手クソ過ぎて面白いwww》
《とても棒読みです。めっちゃカワイイです》
《演技も殺陣も致命的にヘタ。でも色気はスゴいある》

などといった声が上がっていた。

同作で主演を務めているビートたけしは、2014年に自身が審査委員長を務める『第23回東京スポーツ映画大賞』で松田に主演男優賞を与えながら、「あのとき(映画『御法度』)は下手だったもんね。あのころに比べりゃ風格が出た」とエールを送っている。

最後は綾野剛。俳優デビュー作である03年の『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)ファンからは、「出演する役者の中で一番ひどかった」「演技以前に滑舌が悪過ぎた」「仮面ライダー555を見ていたころは、綾野剛がこんなに売れっ子になるとは全く予想できなかった」といった声が上がるほど、演技が下手だった。

17年放送の『王様のブランチ』(TBS系)で綾野は当時を振り返り、「『伝わってこねーんだよ、お前の芝居』と罵倒された」とコメント。何と、ファーストシーンで23テイクも撮らされたらしい。

しかし反抗心を抱きながらも、自分にここまで真剣に向き合ってくれることに感動し、本気で役者の道を歩もうと決意したそうだ。

演技派役者たちは、それぞれほろ苦いエピソードを持っているのかもしれない。

 

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