もらったお茶を飲んだだけで… 『デートレイプドラッグ』の恐怖!

(C)Just dance / Shutterstock

近年、睡眠導入剤などの薬剤を飲食物に混入させ、わいせつ行為に及ぶ『デートレイプドラッグ』の被害が急増しており、専門家が注意を呼び掛けている。

警視庁によると、薬物を使用した性犯罪の摘発件数は例年30件程度で推移していたが、2017年は85件と急増したという。

昨年11月には、ツイッターで知り合った高校3年生の女子生徒に睡眠導入剤を混ぜた“飲むヨーグルト”を飲ませ、抵抗できない状態にしてわいせつ行為をしようとした中国籍の男が逮捕されているが、これはほんの一例にすぎない。

「昨年7月、SNSで知り合った女性に睡眠導入剤を砕いて混ぜたサラダを食べさせたなどとして、準強制性交容疑で40代の男が逮捕されました。この男は他にも3件の類似事件を起こしており、そちらも立件されています。中には“事”に及んだ後、女性の身なりをきちんと戻して何食わぬ顔で接していた男もいて、被害が公にならないケースも多数あるようです。最近は出会い系アプリなどを利用して、見知らぬ者同士がデートをする機会が増えていますが、相手から差し出された飲食物をむやみに口にするのは絶対にやめた方がいいでしょう」(全国紙記者)

 

薬物が簡単に手に入ることが背景に…

女子大生のHさん(20歳)は、男から睡眠導入剤が混入されたお茶を飲まされ、レイプされそうになったが、間一髪で被害から逃れられたという。

「SNSで知り合った30代の社会人の男と会ったときのことでした。2人で公園を歩いていたときに、男が『のどが渇いたので飲み物を買ってくる』と、近くのコンビニでお茶を購入してきました。まさかそのお茶に薬物が入っているとは夢にも思いませんでしたね。ペットボトルのキャップが開けてあったのも、ただの親切だと思っていました。密かに付いてきていた私の友だちが、ベンチでぐったりした私に駆け寄ったため、大事には至りませんでしたが、そのままホテルや車に連れ込まれたら相当ヤバかったと思います。気付いたときには、男はすでに消えていました」

と、その恐怖の瞬間を語った。

薬物を酒に混入された場合、記憶が曖昧になり、被害にあったことすらよく覚えていないという人も多いため、何かを口に入れてその後、突然記憶がなくなった場合は、すぐに検査を受けた方がいいだろう。

被害が急増している背景には、インターネット通販やネット掲示板、SNSなどを介した取引の横行で、いとも簡単に薬物を購入できることもある。また一方で、過重労働やストレス社会で、睡眠導入剤の過量処方も問題視されている。

睡眠導入剤は早期に体内から排出されるため、犯行の証拠が残りにくいのが特徴。くれぐれも相手から渡された飲食物をむやみに口にしてはならないことを肝に銘じるべきだ。

 

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