9人が怪死『ディアトロフ峠事件』を60年後に再調査する理由?

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ロシア検察は去る2月1日、1959年にウラル山脈で9人の登山グループが謎の死を遂げた『ディアトロフ峠事件』を再調査していると明らかにした。

9人のハイカーが雪の山中で奇妙な死に方をしていたこの事件は、当初ただの遭難とみられていたが、その後の調査で次々と不審な点が発覚。「宇宙人の襲撃にあった」「核兵器実験による被爆」「雪男に襲われた」など、謎めいた説がいくつも流布した。あまりにも不可解過ぎて、“ロシア史上最も謎に包まれた事件”として今も語り継がれている。

「“テントが内側から切り裂かれている”“衣服を着た遺体もあれば、半裸の遺体もある”“目玉や舌がない遺体もある”など、通常の遭難では説明のつかない状況だったことから、謎の未解決事件として知られています。現在に至るまで、事件についてロシア当局は一切の真実を公表していませんでしたが、2月1日、ロシア検事総長事務所が、事件の真相を明らかにすべく、本格的に再捜査すると発表しました。果たして事件の真相が明らかになるのか。世界中から注目が集まっています」(オカルトライター)

ネット上では

《ディアトロフ峠事件初めって知った。怖っ!》
《これ絶対真実が明かされたらヤバいやつじゃね》
《山登りするけど、こんな遭難の仕方はありえないと思う》

など、さまざまな意見が寄せられている。

 

自然現象か?超常現象か?

現在、事件の真相に迫ったノンフィクション『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』(河出書房新書)という書籍が発売されているが、一般的になじみの薄い翻訳書で、2235円と書籍としては高額にもかかわらず、異例の大ヒットとなっている。

「昨年12月6日に放送された『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)に、著者のドニー・アイガー氏が出演し、事件の真相に迫ったことでこの事件を知った人も多いと思います。番組では氏が3年にわたり、数々の説を検証した様子が放送されましたが、明確な答えは出ませんでした。超常現象が起きた可能性も決して否定はできませんね」(同・ライター)

現場は1940年代からソ連の放射能研究の極秘拠点になっており、事件当時、80キロ離れた核施設から放射能物質の垂れ流しがあったことも分かっている。ロシア政府が事件を揉み消したという疑惑を信じて疑わない人も多いという。

今後、ロシア当局の捜査班が、医学的、心理学的なものなど、9つの実験を行うという。

しかし60年もたった今、なぜまた再調査しようということになったのだろうか? 果たして事件の真相が明らかになるのか。

それとも、何か新しい揉み消しが背後にあるのか。