結婚まで37年!『新婚さんいらっしゃい!』で明かされた過酷な恋

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2月17日に放送された『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)に、37年越しの愛を実らせた55歳カップルが登場。感動を呼んだ。

今年、放送48年を迎えた同番組は“同一司会者(桂文枝)によるトーク番組の最長放送”として、ギネス世界記録に認定されており、今までに数多くの新婚さんが登場している。

話題になったのは、18歳のときに同じ会社に勤務したことがきっかけで交際を開始した55歳のカップル。交際当時、男性が女性の父親に結婚の申し込みをしたところ、なぜか父親が激怒し、結局は結婚できなかったという。

「反対の理由は、男性の出身地が会津(東北の福島県西部)だからという理由でした。女性は九州の鹿児島出身だったため、結婚が許されなかったというのです。父親は大切な娘を憎い会津の男に嫁がせたくなかったんでしょうね。結局、2人は別れましたが、55歳になった男性が37年ぶりに鹿児島を訪れ、無事女性と再会。その後、晴れて結婚しました。一途な思いに涙した視聴者も多かったでしょう」(エンタメ誌記者)

ネット上では《現代で薩摩藩と会津藩だから結婚許さない話なんてあるの!?》《奥さんもずっと待っていたみたい。感動しました》《現代のロミオとジュリエットみたいな話だな。涙腺崩壊した》など、2人の37年越しの恋と結婚に感動の声が広がった。

 

150年越しの恩讐を乗り越えた恋

「明治維新のとき、薩摩(鹿児島)、長州(山口)などの新政府軍と、会津など旧幕府軍の間で激しい内戦がありました。特に激戦地だった会津では、少年兵『白虎隊』など2500名以上の兵員が戦死していて、内戦後も“賊軍”の汚名を長く着せられたことなどから、両者の遺恨はいまだに深いと言われています。最近では震災を機に交流も増えていますが、完全に和解することは難しいんじゃないでしょうか」(地元紙記者)

1986年には山口県萩市が「戊辰戦争のことは水に流そう」と提案したことがあったが、会津側は「まだ120年しかたってない」とこれを拒否。萩市長の差し伸べた握手まで拒絶している。また、会津に住んでいる鹿児島や山口の出身者は、今でも自分の出自を隠している人も多いという。

積年の恨みは簡単に晴れないのかもしれないが、それだけに37年越しの愛を実らせた55歳夫婦に感動の声が上がったのだろう。

まるでドラマのような現実が披露されるのも、長く続く同番組の面白さだ。

 

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