「こんなもの誰が買うの?」が大量出品された『ワンダーフェスティバル』

世界最大級の造形イベント『ワンダーフェスティバル2019』(ワンフェス)が先ごろ、幕張メッセで開催された。

※昨年の模様はこちら

世界最大級のイベントで売られていた「とんでもないもの」

最近はトレンドのフィギュアなど、新製品を一望できる企業ブースが若年層を中心に人気だが、やはり趣味性の強いアマチュアブースの中から自分好みの作品をじっくり探すのが楽しい。

「ワンフェスが初めて開催されたのが1984年、そのときに20歳だった若者は、今や55歳になっています。出品される作品が一層の広がりを見せているのも当然でしょう」(ホビー誌ライター)

確かに以前にはなかったようなシブいアイテムが増えている。例えばこんな作品だ。

手の込んだガラス製のオブジェはまるで芸術作品。お値段もなかなかのもの。

こちらもガラスを使った行灯。買い求めるのは中高年が多そうだ。

和モダンなつい立のミニチュア。本物は買えなくとも部屋に飾るだけでグッとレトロな雰囲気に。

手作りの盆栽を中心とした和風ジオラマ。手間いらずで楽しめる。

 

まさかの揚げ物ブース!

そんな中、思わず目を疑うものが。昨年の「土地」にも驚いたが、まさか〝揚げ物専門ブース〟があるとは!

100円のミニカツから1000円のジャンボトンカツまで、香ばしい揚げ物の匂いが漂ってきそうではないか。500円のメンチが人気のようで、売り切れているのもリアル店舗のよう。

さすが造形のツワモノたちが集うワンフェスだけのことはある。牛カツまであるというこだわりよう。この違い、お分かりだろうか?

樹脂や粘土、塗料を駆使して作り上げたそうで、一般的な蝋細工の食品サンプルよりもグンとリアルな仕上がりだ。一般人の感覚では、同じ700円を出すなら本物のトンカツを食べるところだろうが、出来のいい作品を見るとつい買いたくなってしまうのが造形愛好家というものなのだろうか。

「無用性の中にこそある豊かな感性。まさに〝絵に描いた餅〟を愛でるのがワンフェスの醍醐味です。売る側も、もうけるよりも理解し合える人に作品を見てもらいたくて参加している人の方が多いんです」(前出のライター)

年2回行われるワンフェス、次回の予定は7月28日。今度はどんな作品で会えるか楽しみだ。

 

【画像】

Antonio Guillem / Shutterstock

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