リオ五輪強行出場の錦織圭に対する世界の見方

錦織が試合を最後まで続けようとした背景には、プロとしてのプライドもあるだろうが、その根性を指して、こんな声も聞かれた。

「怪我をしていても無理をしてしまうのは日本人の美徳でもあるが、時に悪い方向に働いてしまうことも多々あります。海外メディアが錦織が優勝にあと一歩足らない点を分析すると、プレーが淡白ということになる。例えば、打ち合いが長く続いたりすると、攻撃が単調になる欠点があるそうです。体に無理をかけていることと無縁ではないでしょう」(スポーツ紙記者)

リオ五輪代表として、錦織にはメダル獲得の期待も寄せられている。左脇腹痛が完治していなかったとしても、強行出場をするだろう。だが、世界の見方は違ってくるという。

「トップのプロ選手であれば、勝ち目のない試合を続けることに何の意義があるのかと、疑問視されかねない。万全を期して次に備え直すべき。海外ではそういう意見の方が主流です。要するに、リオ五輪を辞退して全米に備えるのが得策というわけです」(テレビ局スポーツ部員)

現在の錦織には、そういった割り切った戦い方が求められているのかもしれない。

「錦織は大事な大会、大事な局面で故障を繰り返している。それでも、日本人プレーヤーがここまで世界と対等以上に戦っている時点で凄いことなのですが…」(同)

リオ五輪出場は吉か凶か。