世界経済がどのように動いているのかは株価から紐解くことができる

中国経済とも関連して言われるが、この数年間は資源価格が急落している。かつては1バレル100ドル以上もしていた原油価格が、どんどん下がり、昨年後半に特に下げを加速し、2016年の1月には30ドル割れまで下落した。現在は、40ドル台中盤まで戻しているが、まだ安定しているとは言い切れない。

石油だけでなく、鉄、非鉄金属も、昨年大きく下げた。ただし、石油と違って、年末あたりからやや底を打ったような印象がある。結局、中国をはじめとする需要が弱く、石油は、米国シェールオイル革命やイランの経済制裁解除などで供給が過剰であるといわれている。

一方で、米国の景気は良いと言われている。雇用者も着実に増えており、昨年12月には、アメリカは、ゼロ金利政策をやめ、金利を上げると発表した。ところが、年が明けてからは、利上げは当面しない。なぜなら、世界経済に不安があるからというもの。米国が金利を上げると米ドルで運用した方が、利息が良いので、世界中で米ドルが買われ、ドル高になるといわれる。結局、年が明けてから、しばらく利上げしないと言われれば、円との関係では、これ以上、円安にはならない。これも円高=株価下落要因といわれる。

 

◎金融アナリスト・ふじやまブル龍太郎
50代後半のフリーランスの経営コンサルタント兼個人投資家。40歳までサラリーマンをやり、その後、独立。貯金や投資への意識は高く、株式投資歴は20年以上。

【免責事項】当コンテンツは、作成時点で得られる情報を元に細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、投資知識の学習のための参考となる情報の提供を目的としたもので、 特定の銘柄や投資対象について、特定の投資行動や運用手法を推奨するものでもありません。投資に関する最終決定は読者ご自身の判断でお願いします。なお、投資によって発生する損益は、すべて読者の皆様へ帰属します。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、著者及び当サイト運営会社は一切の責任を負うことはありませんので、ご了承下さい。