先ごろ、雑誌A誌が掲載した〝女子アナ潜在視聴率〟が「妙にウソっぽい」と不評だ。これは女子アナが潜在的に、どれほどの視聴率を持っているかをランキングしたものだが、女子アナ通の間では「創作でしょ」などと、さめた見方しきりだという。
「1位は日本テレビの水卜麻美アナ。今、彼女は朝の情報番組『スッキリ』のMCとして出演中。視聴率低迷が原因で、秋の番組改編期にあたる9月での打ち切り説もあるほどです。その後はフリーに転身かなどとも囁かれていますが、テレビ界の見方は『フリーは無理』ともっぱら。〝ぽっちゃり〟以外に話題になるものがなく、1位というのは理解できません」(女子アナライター)
2位は〝アヤパン〟ことフリーの高島彩。3位は〝カトパン〟こと同じくフリーの加藤綾子だ。
「アヤパンはさすがに旬を過ぎているでしょう。カトパンは4月よりフジテレビの夕方ニュースのMCに就くことが決まり、年収も推定2億超えの女子アナ界ナンバーワンの高給取り。正当な評価で言えば、カトパンが視聴率を持っているからこそ起用されるのではないでしょうか。彼女のランキング3位の論拠がさっぱり分かりません」(同・ライター)
有働由美子が10位、田中みな実が20位圏外…
4位にフジテレビの山﨑夕貴アナ、5位にテレビ朝日の小川彩佳アナ、6位にTBSの江藤愛アナ、7位にテレビ東京の大江麻理子アナ。ここまでで、在京5局が見事に出そろった。
「山﨑アナは、すでにタレントと結婚して人気は下り坂です。6位の江藤アナに至っては、フリーの田中みな実と同期ですが、かわいい割にみな実と比べてネタになることもない。実に不思議なランクですね」(テレビ雑誌編集者)
確かに、今やカトパン人気に「待った」をかける勢いで司会業、女優業にも進出している田中みな実が20位以内にも入っていないのは、意味不明と言えるかもしれない。
「以前、このA誌は『女子アナ人気と視聴率は一致しない』と書いているんです。ならば、そんなランク付けを掲載する必要もないでしょう。あくまで女子アナというのは芸能人と同様に人気商売であり、起用すれば視聴率が求められる。A誌は根本が分かっていないのでしょう」(同・編集者)
さらに驚くのは、日本テレビの夜ニュース『news zero』のMCである有働由美子が10位であることだという。
「有働は『――zero』の視聴率アップのために起用された元NHKアナ。それで潜在視聴率がないというのは、やはりおかしいと言わざるを得ません」(同)
ランクはやはり〝妄想〟なのだろうか。