現在放送されている小栗旬出演の『三井住友カード』CMが、鼻につくタイプのウザさと話題になっている。
同CMは、お金に対する疑問、そしてクレジットカードの役割を哲学的に考える構成。「Thinking Man」篇の第1話では、バーを訪れた小栗が、居合わせた友人に「お金の話」をし始める。
友人が財布から取り出した紙幣を小栗がつかみ取り、「これは君のお金だよね? 証拠は? 証明できる? これは間違いなく自分のお金ですって」と問う。
友人が「証明って…、さっきまで僕の財布に入ってたじゃない」と反論すると、小栗は「でも今持っているのは僕だし、君の名前も書いてない」と屁理屈をこね、友人を言い負かしてしまうというものだ。
「Thinking Man」篇の第2話では、小栗が突然、女性警官に「お金の話」をし始める。
「(2つの)財布を落としたんだけと出てきた」と語り出す小栗。1つの財布はお金がなくなっていて、もう1つの財布はなぜかお金が増えていたという。
「これ僕のお金ってことでいいですか?」と小栗が問うと、警察官は「え、ダメでしょ」とツッコミ。しかし「どうして? 今、僕の財布に入っているのに?」と問われると、警察官は言葉に詰まってしまう。すると小栗は「お金ってなんだろう…」と警察官に問い掛けるのだった。
ラーメンズの名作コント「金部」にそっくり?
このCMは現金の不確実性を説き、キャッシュレス化を勧めるものらしいが、ネット上では、
《ウザいけど深くて好き》
《CMに看過されて、お金って何だろうと調べてる》
《ついつい見ちゃう》
などといった好意的な声がある一方で、
《このCMの小栗旬まじウザ過ぎんか》
《こいつ(小栗)最終回までには友達いなくなるな》
《めっちゃ嫌い。うるせーだまれ!!! って思う》
《あまりにもうっとうしくてかなりイメージ下がった》
《友人はともかく、警察官に無駄話して突っかかるんじゃねえよwww》
など、嫌悪感を示す人も続出する賛否両論となっている。
「同CMは、カルト的人気を誇るお笑いコンビ『ラーメンズ』のコント〝金部〟にもかなり似ていますね。同コントでは、金部の副部長役を演じる小林賢太郎が、部長役の片桐仁をうまく言いくるめて、巧みにお金を盗むシーンがあります。理屈のこね方がかなり似ており、ラーメンズファンの一部で、小栗のCMが話題になっています」(お笑いライター)
インパクト重視のウルさいCMではなく、言葉だけで人をここまで引き付けているのは大したもの。他のCMも見習ってほしいところだ。