また正社員がヘルゾー!アベノミクス新3本の矢が撃ち抜く「1億総格差社会」

子育て支援の拡充にしろ社会保障の充実にしろ、財源には触れておらず、まさに絵に描いた餅。歯の浮くような言葉が躍っている通り、一皮むけば薄口政策以外の何物でもない。格差の是正、庶民の生活向上にはまったく目が向いていない。

「安保法制でドタバタした国会でしたが、“一生派遣法”と陰口された労働者派遣法(改正案)も与党の強行採決で可決してしまった。何しろ国民の強い反対で、昨年の通常国会と臨時国会で2回も廃案に追い込まれ、今も反対の声が根強い同法です。

民主党政権時代の2012年、“派遣切り”を批判する世論に押され、自民、公明両党なども賛成して成立した『みなし制度』は、違法派遣があれば派遣労働者を派遣先の企業に直接雇用させる制度で、施行は3年後の今年10月1日とされました。雇用側にとっては、派遣労働者を使い続ける期限が迫っていたのです。

だから『みなし制度』を骨抜きにしたい派遣会社とタッグを組んで、3年の派遣期間が過ぎても人を入れ替えすれば派遣を永遠に使えるように改正した。つまり、3年ごとにポイ捨てが可能になったのです」(経済ジャーナリスト)