女子中学生「大麻で逮捕」の衝撃!今やフツーの子がユンケル気分で…

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京都市内の中学3年の女子生徒が大麻取締法違反(所持)などの疑いで逮捕された事件で、女子生徒が「インターネットを通じて複数回、大麻と合成麻薬MDMAを購入した」と供述していることが分かった。

女子生徒は3月1日、自宅で突然暴れだしたことから家族が119番し緊急搬送されていたが、その後の尿検査では大麻の陽性反応があり、自宅からは乾燥大麻と吸引用の巻紙も見つかっている。

ネット上では、まさかの〝中学生が薬物での逮捕〟の衝撃に、

《金八先生かよ! ドラマに現実が追いついてきたな》
《恐ろしい時代だな。親は気が付かなかったのだろうか》
《入手経路が気になる。不良仲間とか?》

など、驚きの声が広がっている。

「京都市内では昨年10月にも中学3年生が大麻取締法違反(所持)の疑いで府警に逮捕されています。大麻事犯の検挙人数は平成26年以降、連続で増加しており、約30%が20代と未成年者です。簡単にネット上で売買できることから、好奇心で手を出してしまう者が後を絶たない状態です」(地元紙記者)

 

大麻合法化の流れが罪悪感を消す

乱用の裏側には、世界的な大麻合法化の流れが根底にあるという。10代へのネット調査では、大麻が違法だとの認識は持っているものの「〝身体に害がある〟とは思っていない」と断言する者もいるという。

「事件の報道を見て驚かれる方もいますが、発覚するのは氷山の一角ですよ。かつては夜遊びを繰り返すような不良が遊び半分で吸引しているケースがほとんどでしたが、最近では受験勉強の疲れを癒やすため、栄養ドリンク気分でに吸引しているごく普通の中高生もいるのです。ネット上の闇サイトを利用して簡単に入手できるので、その裾野は確実に広がっていると思われます」(教育ジャーナリスト)

友達から大麻を勧められたことがあるという女子高生が言う。

「先輩から『タバコみたいなものだから吸ってみなよ』と勧められたことがあります。『カナダでは合法なんだから害はないよ』と言われましたが、断りました。罪悪感は全くない感じでした。友だちから聞いた話では、一部のグループで流行しているそうです」と、われわれが思っている以上に身近にまん延している様子だ。

中には大麻を入手するための費用を賄うために、出会い系などで小遣い稼ぎをしている女子高生もいるという。トラブルに巻き込まれる可能性も高く、警察だけでなく教育関係者も危機感を募らせている。

2005年に放送された『3年B組金八先生』では、中学生が覚せい剤依存になるストーリーに衝撃が走ったが、今やそれも現実となりつつある。安易に薬物に手を出すと取り返しがつかないことになることを、きちんと認識しなければならない。

 

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