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NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』に出演していたピエール瀧の代役に、三宅弘城が決まった。
コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された瀧容疑者が『いだてん』で演じていたのは、足袋職人の黒坂辛作。主人公の金栗四三(中村勘九郎)をサポートし、競技用のシューズを開発するという重要な役どころだ。
三宅は『いだてん』の脚本家・宮藤官九郎氏や松尾スズキ、阿部サダヲと同じ『大人計画』に所属する演技派。人気劇団『ナイロン100℃』の俳優でもあり、ロックバンド『グループ魂』のドラム担当としても知られる。NHKでは、2015年後期の連続テレビ小説『あさが来た』にも出演している。
代役はブレークのきっかけに
瀧容疑者の前には、やはり脇役として活躍していた新井浩文が強制性交罪の容疑で逮捕、起訴され、名脇役が相次いで映画、ドラマから消えるという異常事態となった。
「今後の影響は大きい」(芸能記者)との声もあるが、見方を変えれば、別の俳優が彼らの後釜に座るチャンスを得たともいえる。
実際、過去には代役をきっかけにブレークした俳優の例もある。
「1979年の『3年B組金八先生』(TBS系)は当初、ミュージシャンの岸田智史に金八役が打診されたものの、都合がつかず武田鉄矢がやることに。金八シリーズは武田の代表作となりました。織田裕二主演の『東京ラブストーリー』(91年、フジテレビ系)は、もともと緒形直人が主役の予定だったといいます。女優だと04年の『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS)のヒロイン役は当初、石原さとみに声が掛かったが、最終的に綾瀬はるかになり、これで綾瀬はブレークしました」(同・記者)
今後はどんな人気脇役が誕生するのだろうか。