韓国の大卒就職「正社員10人に1人」が日本に与える恐るべきリスク

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韓国の芸能界が揺れている。人気アイドルグループ『BIGBANG』のV.I(スンリ)がSNSで引退を発表したのだが、その理由は「社会的物議を醸している事案が大きいから」というもので、そこから浮上したのが、投資家への〝性接待斡旋〟疑惑だ。

今、韓国では芸能界だけではなく、スポーツや芸術、政治、法曹界など多方面の分野で、セクハラや差別の告発が相次いでいる。そんな折、女性差別の経験を描いた『82年生まれ、キム・ジヨン』がミリオンセラーになり、日本でも昨年末に翻訳出版され、アジア文学としては異例の9万部を記録するほど売れた。

韓国は儒教文化が根強い。日本では社員は対外的には「社長は今、留守です」と謙遜するが、韓国では「社長様は…」と自社であってもへりくだらない。だから小説の主人公ジヨンは幼いころ、父、弟の順でご飯が配られ、給食でも男子優先であったという。儒教の影響もあって男児を好む傾向があり、女児と分かると中絶することもあることなど日常の男尊女卑がこと細かく書かれている。

 

将来の徴用工問題になりかねない?

現在、韓国の差別は新卒採用に及んでいる。日本の文科省に当たる韓国の「教育部」の発表によれば、2017年12月時点での大卒就職率は67.7%。日本の98%と比べればかなり低い水準だ。だが、この数字は誇大だという。中央日報のネット版が1月22日に配信した記事によると、《韓国の新卒大学生、正社員就職は10人に1人》というのが現実だというのだ。

つまり、新卒学生の9割が正社員になれないということになる。このデータは韓国の就職情報サイト『ジョブコリア』が実施した調査をもとにしている。そのジョブのHPをのぞくと、

《約1000人の「就職を希望する」大卒予定者にアンケートを取ったところ、正社員として就職できたのはわずか107人。つまり「10人のうち1人」だけだった。アルバイトや契約社員などの非正規社員を加えても、結果は「10人中2人」にすぎない》

では大卒の9人はどこに向かうのか。ソウル市で開かれている最近の日本の企業の合同説明会は大盛況だ。徴用工問題やレーダー照射問題によって日韓関係が冷える一方、日本企業を目指す若者を国が支援する事態となっている。文在寅大統領自身がこの局面で「(日韓関係は)政治と経済は別」と言い出した。あまりにも図々しいと感じている人が多いようだ。
「しかし、今後は韓国人の採用をリスクと考える日本企業も出てきかねません。もしリストラでもすれば、どんな言い掛かりをつけてくるか、わからないからです」(韓国ウオッチャー)
韓国政府の反日指向が、日韓の経済事情にも暗い影を落としだしている。

 

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