4月8日にフジテレビ〝月9〟ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』がスタート。窪田正孝、広瀬アリス、遠藤憲一らの演技が高く評価され、原作ファンからも好意的な意見が上がった。一方、放射線技師が症状を判断するシーンについて、「そんなことも知らないのか」「医療従事者なら常識」など、関係者と思われる人たちから呆れる声も噴出している。
同名の漫画を原作としている同作。主演の窪田は米国帰りの放射線技師・五十嵐を演じる。新しく入った病院には、医師の甘春(本田翼)が勤めていた。五十嵐は幼なじみの甘春に思いを寄せていたが、甘春はどうやら五十嵐のことを忘れているようだ。
第1話では、著名な写真家・菊島(イッセー尾形)が頭痛を訴え入院。病院側が症状を探る展開となった。原因が分からないまま病院は手術しようとしたが、五十嵐は頭部画像から寄生虫がいることを突き止める。ボリビアでの取材中に感染したものだと断定し、手術を中止して投薬治療に切り替えることにした。
「脳が溶けてる!」新人技師の叫びにツッコミ続出
ドラマ全体の評判は悪くなかったが、視聴者から批判の声が上がる場面も。ドラマ序盤、菊島の頭部MRI画像を見た新人の広瀬(広瀬アリス) は、「脳が溶けてる! どうしてこんな…」と驚いていた。しかし実際に脳が溶けているのではなく、うまく撮影できていなかっただけ。五十嵐が「金属アーチファクトですね」と、頭の内部が見えない現象を説明する場面があった。
これに視聴者は、
《金属アーチファクトも分からない人は国家試験受かりません》
《アーチファクト知らない技師で冷めてしまった》
《脳が溶けてる発言はアホ過ぎて笑った。お前国試ほんとに受かってんのかww》
《新人技師が画像見て、「脳が溶けてる」って言ったら「学生からやり直してこい!」だな》
と指摘。関係者からすると、ありえない発言だったようだ。
医療の知識がない視聴者に理解させることは大事だが、専門家には歯がゆい内容だったかもしれない。