インスタグラムから『いいね!』が消える…仕様変更に賛否両論!

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今や日本国内で2000万人を超えるユーザー数を誇る『インスタグラム』。旅行先の風景から日々の食事に至るまで〝インスタ映え〟を狙った投稿がブームになり、ツイッターを超える人気となっているが、ここに来てある〝仕様変更〟が検討されているといい、ネット上がざわついている。

「インスタグラムが検討しているのは『いいね!』数の一般公開を中止することです。多くのユーザーは自分の投稿にどれだけ反応があったかの目安として、『いいね!』の数を気にしていると思いますが、そのために危険な行為に走るなど、群集心理的な行動が問題になっていました。人目を引くために危険な行為に及んだりするケースも急増しており、目立つためではなく、投稿コンテンツの質そのものを高める狙いがあるようです」(IT系ジャーナリスト)

これに対し、ネット上では、

《危険行為や迷惑行為の抑制になるとは思うけど、ユーザー離れ起こしそう》
《これは微妙だなー。機能削減して消えたSNSもいっぱいあるよね》
《つまらない嫉妬とかなくなるから賛成!》
《コンテンツの中身より、有名かどうかになっちゃってるもんね》
《つまらない承認欲求がなくなっていいんじゃないかな》

など、賛否両論が飛び交っている。

 

インスタ本来の趣旨に戻る

「『いいね!』の一般公開がなくなれば、つまらない競争や相手に対する〝気遣い〟などを考慮する必要もなくなると、今のところ好意的に受け止めている人が多いようですね。もともと、インスタグラムはアート系のコンテンツとして出発しており、他人の評価よりも自分が発表したいものを投稿するというスタンスでした。本来の趣旨に戻る形ですね。もっとも、自分自身の投稿には『いいね!』の数が表示され、『これを見ることができるのは投稿者本人だけ』という注意書きが出るので、他者からの反響がどのくらいあったかは分かる仕組みになるようです」(同・記者)

また、最近、ユーザーから不満の声が大きかったのが〝不要なタグ〟の増加だ。多くの耳目を集めたいがために、投稿に無数のタグを付けるパターンが増えており、実際の本文よりもタグの方が多いという冗談なような投稿も散見されている。

他人がどう評価しているかではなく、自分の感性で投稿し、それに共感を得た人が『いいね!』を付けるようになれば、無駄なタグが氾濫することもなくなるだろう。

インスタグラムに新たな変化が生まれるか。今後の動向に注目したい。

 

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