あの大物ミュージシャンも! 選挙出馬していた芸能人たち…

内田裕也 

(C)まいじつ

今年は12年に一度、統一地方選挙と参議院議員選挙が同時に行われる「亥年」の選挙イヤー。先日は統一地方選挙が終了したばかりだが、夏には参院選が控えている。

今年の参院選で改選を迎える議員の1人が、4月10日に『れいわ新撰組』を立ち上げた山本太郎議員。彼はもともと『バトル・ロワイアル』『That’sカンニング! 史上最大の作戦?』などを代表作に持つ俳優だったが、2011年の原発事故をきっかけに政治活動へ身を転じた。

初当選は無所属で出馬した2013年の参院選で、その後は政界の大ベテラン・小沢一郎衆議院議員と政党を立ち上げたことも。国会の質疑では安倍総理大臣に鋭い質問を飛ばすなど、今や立派な議員として活躍している。

一方、一度は政治家となったものの、またテレビの世界に戻ってきた者も多い。元〝そのまんま東〟こと東国原英夫は、その1人に数えられている。

東国原はビートたけし率いる「たけし軍団」として活動した後、07年の宮崎県知事選で下馬評を覆し、見事に当選。〝東国原フィーバー〟とも呼ばれる旋風を巻き起こしたが、わずか一期で知事の職を投げ出し、11年の東京都知事選挙に鞍替え出馬して落選した。

翌12年には日本維新の会から衆院選に出馬・当選したものの、わずか1年後に方向性の違いから同党を離党。以降、コメンテーターとしてワイドショー等に出演するなどテレビ界に舞い戻り、『プレバト!!』(TBS系)などのバラエティーにも出演するタレントに戻ってしまった。

 

政見放送でも「ロッケンロール」だった内田裕也

新元号発表が間近に迫った3月17日、ロックンローラーの内田裕也さんがこの世を去った。

内田さんもまた、1991年の東京都知事選に立候補している〝出馬経験者〟。しかし、結果は落選に終わっており、選挙後はそのまま音楽界へと戻ることになった。そして今でも語り継がれているのが、都知事選にあたって放送された内田さんの政見放送。彼はここでも〝ロッケンロール〟にあふれた破天荒さを見せ、冒頭でジョン・レノンの『Power to the People』のサビをいきなりアカペラで披露し始めたのだ。

さらに、その後のスピーチはすべて英語で行い、後半には『頭脳警察』の『コミック雑誌なんか要らない』も熱唱。最後は「ラブアンドピース東京!」「ロックンロール! サンキュー!」と叫び、政策については一言も語らないという伝説を残している。

落選もうなずけるこのカオスな政見放送だが、フタを開けると何と5万4654票を獲得。候補者16人中5番目につけるという、かなりの大健闘を見せた。

芸能の世界では、選挙に出馬すると党派性がついてしまい、落選後のタレント復帰が難しくなることも珍しくない。選挙という一大行事に出る以上、退路を断って強い覚悟で臨む必要がありそうだ。

 

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