一発屋にもなれず…「ブレーク」一歩手前で消えた芸人たち

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浮き沈みの激しい芸人の世界では、〝一発屋〟という不名誉な称号を付けられてしまうケースも少なくない。中にはプチブレークを果たすも〝一発屋〟にすらなれず、いまいちブレークしきれなかった芸人たちもいる。そんな彼らの現在をクローズアップしてみよう。

まずは『サンミュージックプロダクション』に所属する『馬鹿よ貴方は』。ボケ担当の『平井“ファラオ”光』の独特なボケが多くのファンのハートをつかみ、2016年の『M-1グランプリ』で8位を記録して以降は各バラエティー番組への出演も増えていった。しかし、以降は予選敗退が続く芳しくない結果が続き、芸人としての露出も徐々に減少。近ごろでは〝サンリオ愛〟が話題となっており、ツイッターではマイメロディの着ぐるみに身を包んだ自撮り写真や、《ガンダムもかっこいいけど男たるものやっぱキティちゃんだろう》といった〝ガチヲタ感〟あふれるツイートが確認できる。

続いて、11年の『THE MANZAI』ファイナリストにして、「最近どう? パスタぐるっと巻いてる?」とのフレーズが人気を博した『Hi-Hi』。彼らは吉本興業をリストラされたという過去を持つ不遇のコンビで、同大会の活躍を機に大きな注目を集めた。しかしその後失速し、翌年には早くも「消えた芸人」扱いされてしまう。現在はテレビでの露出が激減し、レギュラー出演しているのは埼玉県のローカル番組『ジツワ! 埼玉』(J:COMチャンネル)のみとなっている。

 

お笑い以外のシーンで活躍するケースも

13年の『キングオブコント』で優勝したお笑いコンビ『かもめんたる』は、さまざまなシーンでマルチな才能を発揮しているようだ。芸人としての活動は減ったが、現在は『劇団かもめんたる』を率いて脚本・演出・俳優など舞台面で活躍している。また昨年年には、ボケ担当の岩崎う大が『マイデリケートゾーン』(小学館)という漫画を発表して話題に。同書を読んだ『NON STYLE』の石田明は、自身のツイッターにて《ぶっ飛んだ世界観を堪能したい方はぜひ》《イカれてるよ。完全にイカれちまってるよ》と感想をつづっていた。

「M-1グランプリなど大きなイベントでの上位入賞をバネに飛躍する芸人は多いですが、出演時が最大風速だったというパターンも多く見られます。昨年8月放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、入賞実績を持つもののブレークできなかった『悲しきチャンピオン芸人』が多数出演。思いの丈を語ってくれました。番組内でも話題になっていましたが、〝華がない〟コンビがブレークするのは難しいようです」(お笑いライター)

芸人がブレークするための道のりは、やはり険しいようだ。

 

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