『川崎殺傷事件』お供え物が思わぬ物議「やるなとは言わないけれど…」

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5月28日、川崎市の路上で小学生ら19人が包丁を持った男に襲われ、2人が殺害された『川崎殺傷事件』で、警察は死亡した男が岩崎隆一容疑者だと明らかにした。犯行の様子がニュースやワイドショーなどで報道されるや、事件のあまりの凄惨さに日本中が震撼した。

29日は朝から亡くなった被害者を悼むため、近隣住民ら多くの人が献花に訪れているが、そんな中、ツイッターのある投稿がネット上で話題になっている。

「これ、一体誰が片付けるんですかね…」

ツイートと一緒に投稿された写真には、献花の他にお菓子やジューズ、ペットボトル飲料が大量にお供えされている様子が写されている。

ネット上では「気持ちは分かるけど、この後どう処分するんだろ」「今の時期、生モノはすぐに腐っちゃうぞ」「やるなとは言わないけれど、せめて献花台が設置されてからにしようよ」などと、反響の声が広がっている。

「先ごろ起きた、東京の池袋で起きた暴走車両死亡事故や、大津市の交差点で多くの保育園児が巻き込まれた死亡事故でも、現場は大量の花やお菓子、ぬいぐるみなどで埋め尽くされました。献花によって哀悼の意を表する気持ちは十分理解できるのですが、現実にはその後の処分の問題が生まれます。場合によっては、近隣住民の間でトラブルになることも少なくありません。善意による気持ちは大変素晴らしいものですが、後々のことを考慮することも必要でしょう」(全国紙記者)

 

悼む気持ちは分かるが…

実際、大津市の事故では、大量の献花が歩道の点字ブロックを埋めている様子が報道され、ネット上で物議を醸している。

《交通安全を願うなら点字ブロックふさいじゃダメだろ》
《善意なのが分かる。たたきたいわけじゃないけど、これは別の問題》
《点字ブロックふさいで、新たな事故が発生したらどうするんだ》

など、多くの声が上がったが、結局、数日後には、地元住民が献花台を隣接する空き地に移動したようだ。

「お供え物に関しては“持ち帰ってもいい”“持って帰るのは不謹慎”など、市民からさまざまな声があります。また、夏場には飲食物が腐敗したり、カラスや猫などが荒らしてしまうこともあり、数日したら処分するのが一般的です。少しの間、お供えしたら自分で持ち帰るのが一番いいかもしれませんね」(自治体関係者)

献花がその後、どうなるのかということは、今まであまり報道されることはなかった。被害者を哀悼する気持ちとともに、地元住民に対する配慮も忘れないようにしたい。

 

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