ファッション誌『CLASSY.』の“着回し企画”がブッ飛んでると話題に

(C)Evgeniya Porechenskaya / Shutterstock

女性向けファッション誌『CLASSY.』の“着回し企画”が「ぶっ飛んでる!」と話題になっている。同企画は、さまざまな職種の女性が物語の主人公として登場し、1カ月間の服装の着回しを紹介する人気コーナーだ。

7月号では13アイテムを着回しするコーディネートを紹介しているが、登場する主人公・入花(いるか)が、何と〝仮想通貨が大暴落して大損したUber EATS配達員〟という設定だったことから、「攻めてるな~」「どんな設定だよ!」など、読者から大反響を呼んでいる。

入花は誌面上で「こう見えても去年まではそれなりに稼げてたんだ。でも今はピンチ! 27日までに150000円稼がないとカードが止まっちゃうの。今日は手始めに7件配達。残り約145000!」とコメント。あまりにも現代的な設定に、肝心の着回しよりも物語性に興味を引かれる読者が殺到しているようだ。

「何より主人公の設定が攻めてますよね。配達先の会社のイケメンにドキドキしたり、積極的に名前を聞いたり。さらには、配達する弁当に自分のラインIDを書いた手紙を付けて渡しちゃってます。さすがにこんなことしたらバイト首でしょう(笑)。ネット上では、読者から『じわるわー』『もはやただのウケ狙いだろ』『30にもなって仮想通貨で貯金溶かしてバイトとかパンチ効き過ぎだろw』『貯金溶かしてるくせに6万円のジャケット着てるんじゃねーよ』など、コメントが殺到しています。次はどんなネタになるか楽しみにしている人も多いみたいですね」(女性誌ライター)

 

ぶっ飛んだ設定が話題に

また、主人公が将棋会館のある東京・千駄ヶ谷在住の女流初のプロ棋士だったこともあり、このときも読者を大爆笑させた。

「羽生善治九段をモデルにした男性棋士と対局するシーンもありましたね。主人公がドヤ顔で対局するカットもあり、女性ファッション誌にもかかわらず、男性将棋ファンの間でも話題になりました。最近はネットの〝読み放題サービス〟を利用する読者が多く、SNSで話題になれば一気に拡散します。いわば確信犯的にネタを仕込んでいると言っていいでしょう。実際、普段女性誌を手に取らない層も、『見てみようかな』と雑誌を購入するケースも増えているようです」(同・記者)

過去には〝役作りのために演出家に10キロの体重増を命じられた小劇場の女優〟という設定もあり、もはや何でもありのカオス状態だ。

設定を考える編集者は大変そうだが、毎回話題になっているだけに、今後はさらなる〝ぶっ飛び設定〟が登場するかもしれない。マニアックなファンが増えそうだ。

 

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