「女子アナ」という呼称を認めない小島慶子が“女子アナチーム”で大健闘

小島慶子 

(C)まいじつ 

6月17日放送の『ネプリーグ』(フジテレビ系)に、元TBSアナウンサーの小島慶子が出演した。

この日の番組は「女子アナVS女医」と題され、小島は元テレビ金沢の馬場ももこ、元NHKの神田愛花とともに〝女性アナウンサーチーム〟として参戦。『ネプチューン』の名倉潤・堀内健を含めた5人1組でさまざまなクイズに答え、持ち前の頭脳を生かした活躍を披露した。

しかし小島といえば、かねて〝女性アナウンサー〟という存在に強い信念を抱いており、自身のSNSでも持論を展開していることで知られる人物。今年2月には、NHKが「推定Fカップの副島萌生アナを、その妖艶ボディーから猛プッシュしている」などとしたネットニュースを引用し、

《副島アナが実力ではなく性的魅力で評価されているという書き方が失礼だし、女性の身体に対する敬意も感じられない》
《こういう記事は女性アナウンサーに対する偏見を助長するだけ。30年前に発明された「女子アナ」って呼称、もういいかげん絶滅しろ》

などと「絶滅」なる強い表現を用いるほど怒りをにじませていた。

 

「女子アナと呼ばれるの嫌なんでしょ?」

「小島の信念は相当に固く、同様の主張は自著やメディアのインタビューでも頻繁に目にすることができます。今年2月には《もうすぐ女子アナは絶滅する》としたインタビューに応じ、また別のWEBメディアでは、相次ぐセクハラ事件にモノを申す各局の女性アナウンサーたちを見て、予定調和的に振る舞うことが求められていた〝かつての女子アナ〟は死んだと分析。平成初期の女子アナブームから30年がたち、コンテンツとしての女子アナは滅んだと鋭い意見を述べていました」(メディア論学者)

こうした背景が存在しているためか、視聴者の中には、小島が「女子アナチーム」の一員としてクイズを楽しんでいることが気に入らない者もいたよう。ネット上には、

《女子アナ呼ばわりされるの嫌がってたくせによぅ出れたな》
《絶滅しろと言うほどに嫌っていた 「女子アナ」チームで笑顔の小島慶子氏》
《女子アナと呼ばれるの嫌なんでしょ? 女子アナチームで出てくんなよ》
《女子アナということに文句言ってるくせに出るオバサン》

などの批判的な感想も見られた。

とはいえ、小島が常々口にしているのは、主に女性アナウンサーを取り巻く環境面への批判。「女子アナという名称が嫌いならくくりに入るな」というのは、拡大解釈した上での暴論にも聞こえてしまうが…。

 

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