「避妊なんてしない」…15歳未満の『人工妊娠中絶』件数に大ショック!

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最近ではアラフォー女性の高齢出産は決して珍しくないが、一方で10代の、特に中学生女子が妊娠するケースも同様だという。背景にはSNSなどを利用した手軽な出会いの場が広がっていることや、性意識の低下を指摘する声もある。

「日本性教育協会の発表によると、性交経験率は1987年に中学生男子2.2%、中学生女子1.8%だったものが、2017年にはそれぞれ3.7%、4.5%と増加しています。それに伴い、15歳未満の妊娠も増えているのです。『平成29年厚生労働省・衛生行政報告例』にれば、20歳以下の人工妊娠中絶件数は1万4128件。その内、15歳未満は218件です。実は10代の中絶率は1995~2002年にかけて急上昇しています。ちょうど女子高生のブルセラブームのころですね。その後は徐々に減少してきていますが、毎年一定数をキープし続けており、危機的状況にあるのは変わっていません。子どもたちに適切な性教育を行うことが急務になっていますが、一部の保護者からは『寝た子を起こすな』と指摘する声もあり、教育現場で揉めるケースも少なくないんです」(医療ジャーナリスト)

 

安易な出会いを求めるのは危険

16歳のSさんは都内の高校1年生。中学入学と同時にスマホを買い与えられ、当たり前のようにSNSにハマり、中学3年生のとき、悪い先輩の勧めもあって気軽に〝パパ活〟を始めたという。

「最初は食事をしたり映画を見たり、ショッピングする程度の関係でしたが、やはりそれだけで済まなかったというか…。うちは私が小学生のころに両親が離婚していて、ずっと母子家庭でした。そんなこともあってか、デートを重ねるごとにその人のことを父親のように感じてしまい、最終的に身体の関係を拒否することができませんでした。寂しい気持ちをエッチすることで埋めようとしていたのかもしれません。結局、最後は妊娠が発覚して関係は終わりました。周囲にはバレませんでしたが、母親はさすがに無理でした。今でも険悪な状態です」

Sさんは中絶しなければならないような事態になってしまったことを、心から悔いているという。

あまり表立って語られることはないが、年間の15歳未満の妊娠件数の中には、虐待や事件なども少なからず含まれている。また、ここに来て、梅毒などの性病が急増しているのも、性的な知識が欠如している表れだろう。

学校の指導だけではどうしても限界がある。10代の子どもを持つ家庭では、積極的に性に対するディスカッションをしていく必要があるのかもしれない。

 

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