過去最多のメダルを獲得したリオ五輪のために日本が行った強化策とは

「出発点は1996年アトランタ五輪の総メダル数14個(金3、銀6、銅5)という結果を受けてだった。これでは駄目だとJOCが2001年に『ゴールドプラン』を作成した」(スポーツライター)

ゴールドプランとは、具体的にどういうものか。

「ゴールドプランでは、ジュニアと指導者の育成に力を入れ、国立スポーツ科学センターを270億円で、味の素ナショナルスポーツセンターを370億円かけて建設した」(同)

次に、柔道とバトミントンにおける強化策の例を見てみよう。

「男子柔道は、前回のロンドン大会で史上初めて金メダル無しという結果に終わった。それを受け、コーチが2年間イギリスに留学。きれいに一本決める日本式の柔道ではなく、海外のポイントを稼ぐ柔道に指導者が対応できるようにした。2004年のアテネ大会で1勝しか上げられなかったバトミントンは、その年に韓国から監督を迎え入れ、年間200日の合宿を行った。今回、13年目にして女子ダブルスの高橋礼華と松友美佐紀のペアの金メダル獲得に結びついた」(同)

またリオでは選手村から車で30分の地点に約8億円をかけて『ハイパフォーマンスサポートセンター』を開設した。

「練習場、トレーニングマシン、プール、サウナ、炭酸泉の入浴設備のほか、日替わりの日本食も用意。選手が日本にいるような気持ちで競技に臨めるように万全のサポート体制を敷いた」(同)

東京五輪ではさらなる飛躍を期待したいが、そのためには資金もかかりそうだ。