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2010年バンクーバー五輪フィギュアスケート男子銅メダリストの高橋大輔が9月26日、自身の公式サイトでアイスダンスに転向すると発表した。
高橋は「今年度の全日本選手権で、男子シングルとしての競技会出場を最後とすることにいたしました。応援してくださっている皆様にこの場を借りて感謝いたします。そして、2020年1月から拠点をアメリカに移し、村元哉中選手とアイスダンスを始めることにしました!」などと、新たなチャレンジに胸躍る思いをつづった。
ネット上では、
《ビックリした! でもアイスダンスの方が長く続けられそう》
《日本のアイスは層が薄いから、オリンピック出場できそうだな》
《一度引退しているし、アイス転向はいいと思う》
《これはいいところに目を付けた。応援したい》
など、ファンから歓喜の声が上がっている。
「もともと、高橋がアイスダンスに興味を持っていると聞いた村元が、ダンスのことを話したのがきっかけだといいます。その後、フィギュアと源氏物語を融合したアイスショー『氷艶』で共演した際、具体的に話が進みコンビ結成となりました。高橋は『まだ余裕はない』と言っていますが、層の薄いアイスダンスならオリンピックに行けるともくろんでいるのは間違いないでしょうね」(スポーツ紙記者)
“デーオタ”の存在が不安材料
ファンからは早くもメダルの期待が高まっているが、一方で、一部の関係者からは「そう簡単にはうまくいかないだろう」と懸念する声も聞こえてくる。
「実力は折り紙付きの高橋ですが、アイスダンスの靴はシングルとは違うため、慣れるまで苦労するでしょうね。また、2人の身長があまり変わらないため、リフトがきちんとできるのか心配する声もあります。高橋はアイスショーで浅田真央を抱きかかえて滑った際も、周囲から『ぎこちない』と酷評されていましたからね。ポジションを変えながらのリフトはトップ選手でもかなりハードです。相当な練習が必要になるでしょう」(同・記者)
もっとも、懸念すべきは高橋の実力よりも、取り巻きである通称〝デーオタ〟の存在だという声もある。
「デーオタとは〝大輔オタク〟が転じた呼称で、高橋のコアなファンのことを指します。過去には他選手に拍手をしない、ポスターを破り捨てる、などの嫌がらせ行為が散々、問題になっています。今は期待の声の方が強いでしょうが、演技中に村元が少しでもミスをしようものなら、どんな批判を受けるか分かりませんよ」(同)
最大の〝敵〟は他の選手ではなく、熱心なファンというわけか。
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