嵐ファンをあおって“迷惑行為”を推奨する『スッキリ』に批判続出!

嵐

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

9月26日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に対し、視聴者から批判が寄せられている。

この日の番組は、11月9日に行われる「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で、『嵐』が奉祝曲を歌うニュースを取り上げた。奉祝曲とは即位を祝うために作られるオリジナルの楽曲で、番組は、現在の上皇が天皇だった時代に開かれた、1999年の即位10周年式典の様子を放映。当時、『X JAPAN』YOSHIKIのピアノによる奉祝曲演奏に、3万人のファンがフラッシュを焚きながら悲鳴にも似た歓声を上げる様子が流された。

今回の式典には一般公募で約1万人が招待されるのだが、コンサートチケットが日本で一番取りづらいともいわれる「嵐」の参加とあって、かなりの高倍率になることは必至な情勢。すると、番組はこうした点を踏まえてか、「活動休止前の嵐の歌を聞きたい、会場に入れなくてもお祝いしたい、という人も多いはず…」と、会場周辺の〝穴場スポット〟を捜索するVTRを流し始めたのだ。

 

「皇室イベントでトラブったらシャレにならん」

VTRでは、式典の会場となる皇居前広場から1キロほどの場所にある『東京ミッドタウン日比谷』6階のパークビューガーデンを紹介。同エリアは午後11時まで出入り自由で開放されているため、施設側のインタビューも交えながら「見える可能性もある」と、おすすめスポットであることを紹介していった。

しかし、いくら無料抽選のイベントといえど、外れた者が周辺施設から会場をのぞき込むことは、一般常識からしてマナー違反にあたる行為。また、「嵐」に限らず音楽界では、ライブ会場の外で音だけを聞きに来る〝音漏れ観賞〟はタブーに近いマナー違反とされているため、それを助長するような「スッキリ」に対して、

《紹介した場所に人殺到しそう…》
《あくまで嵐がメインのイベントじゃないのに》
《音漏れ鑑賞ってそれ最大のNG行為じゃ》
《テレビが迷惑行為助長してる》
《ただでさえ会場周辺のパニックが予想されてるのに》
《皇室イベントでトラブったらシャレにならんよ》

などと、厳しい意見が寄せられた。

昭和時代には、野球場周辺のビルから双眼鏡を使い、無料で試合を観戦することが当たり前のようにまかり通っていた。しかし、平成・令和と移り変わった今では、そんな牧歌的な行為もアウトの判定となる。くれぐれも慎みたいものだ。

 

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