吉本せい

NHK「わろてんか」モデルの人物と山口組 ~その3~

(その2からの続き) 浪速屋金蔵事務所襲撃者のひとりから頭に振り下ろされた刃を、山口組二代目山口登組長は左腕で受け止めた。そこへ匕首(アイクチ)を構えた若い男3人が事務所のなかへ飛び込んできた。それに応戦した人物がいるのだが、詳細は割愛する。名を中島武夫というが、この人物も素手だった。 中島は腕に覚えがあり、匕首を持つ…

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NHK「わろてんか」モデルの人物と山口組 ~その2~

(その1からの続き) 1940年5月のある日、神戸の山口組二代目山口登組長の元へ吉本せいから電話があった。 「親分、うちにとってはえらいことが起こりましたんねん。えろう急どすが、大阪までご足労願えまへんやろか」 大阪ミナミの大和屋に席を取り、登組長と対峙したせいは、こう切り出した。 「実は、広沢虎造師匠がとんでもない契…

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NHK「わろてんか」モデルの人物と山口組 ~その1~

朝の連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)で主役の葵わかなが演じる藤岡てんは、吉本興業の創始者である吉本せいがモデルになっている。明治から大正、昭和を生きた女興行師で、作家の山崎豊子氏の小説『花のれん』のモデルでもあり、その一生は映画やテレビドラマ、舞台となった立志伝中の人物だ。 一方、全く同時代に興行の世界で名を上げ…

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